こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
周りの近隣諸国と比べると新型コロナへの対策措置が早く「優等生」と言われていたルワンダですが、2021年の7月に3度目のロックダウンを迎えました。ロックダウンの状況と、我が家におけるロックダウン対応策についてご紹介していきます。
・世界のロックダウン事情を知りたい方
・ルワンダ渡航に向けてスタンバイ中の型
・ルワンダのまさに今が気になる方
6月:ケース数が増え始め雲行きが怪しく
3-6月頃は「もうコロナ終わったかな」と勘違いしそうなほど、のほほんとしていたルワンダ。経済を回すべく旅行が推奨されていたり、レストランへのお出かけも増えたり息子も保育園デビューをするなど、ソーシャライズをしていた期間でした。実際、我が家もルワンダの紅茶農園見学に国内旅行に出かけていましたし。
6月下旬に大きな国際会議が予定されていたこともあり、国を挙げて「この国は大丈夫!」というのを押し出していた期間だったのかもしれません。
国際会議の主催団体より「延期」が発表されると同じ頃から、じわじわと感染者数が増え始めました。6月下旬には「これは何か怪しいな」「そろそろまたロックダウンかな…」という噂が流れ始めました。
7月上旬:ルワンダはソフトロックダウン開始
わたしに関わるところでは、7月からはこのようなルールにてソフトロックダウンが始まりました。
- 一部レストランは簡易検査の陰性結果持参(テイクアウトはOK)
- ジムも簡易検査の陰性結果持参
- オフィスは50%の稼働率に下げること
- 公共交通機関は引き続き稼働
- 自家用車も移動可
- 必要品の買い出しもOK
ヨーロッパの基準だと、レストランが制限されている時点で「ロックダウン」と言われるみたいですが、ルワンダは昨年の4月、今年の1月のロックダウンの方がもっと制限が厳しかったので、一般的に「ソフトロックダウン」と呼んでいました。
2月のロックダウンの状況は、こちらの記事をご覧ください。道に人が全然いない!という不思議な状態でした。
ソフトロックダウンが始まったものの、正直なところローカルの人たちは普通に移動しているし、レストランに行けないことをのぞいたら「あまり変わらないなぁ…」という感じでした。そしたら、やっぱり厳しくなりました。
7月下旬:ルワンダは本格ロックダウンへ舵切る
7月15日に「2日後の7月17日から本格ロックダウン開始」とのお達しがありました。今回は2日間の猶予があったので、少し優しいと言えるでしょう。
- 最低限の買い物を済ませる
- 遠方に行っている人が帰ってこれる
- 人によってはハウススタッフを住み込みに切り替えられる
- 必要な書類やパソコンなどを会社から持ち帰れる
これまでのロックダウンは「今晩から始まります」とかなり急だったため、多くの混乱を生みました。この2日間のおかげで、わたしの勤め先でも全員パソコンを持ち帰るなどの準備対応ができました。
- レストランは完全営業停止。テイクアウトもNG。
- ジムや学校、オフィスは完全停止。
- 交通公共機関、自家用車もNG
- 通いのハウススタッフ(家政婦さんやナニーさん)もNG
- 必要品の買い出しのみOK ※要外出申請
前回と同じく、出かける時は「オンラインでの外出許可申請」をとらなければいけなくなりました。しかも今回は承認される率が限りなく低いとのウワサです。
ルワンダでのロックダウンは食事調達が厳しい
今回のロックダウンでは「レストラン完全停止」という初めての措置がなされました。以前は、デリバリーならばOKだったため、多くのお店がテイクアウト・デリバリーに注力していました。
今回の本格ロックダウンは「家政婦さん/ナニーさんの通いが禁止」「レストランのデリバリーなし」という事態を受けて、多くの家族が毎日の食事をどうしよう…という問題にぶつかっています。
ふと思い出すと、先進国には頼れるアイテムがたくさん。
- お惣菜
- 冷凍食品
- コンビニなどの便利ごはん
- CoodDo的な簡単クッキング材料
- Oisix的な時短グッズ
もちろんこのような付加価値商品はこの国にはありません。
今回の厳しいロックダウンは、お手伝いさんのサポートを失った子連れ家族はもちろんですが、独身/単身男性などお料理をあまりしない人にとって「毎日何を食べたら良いのか…」と混乱を生んでいます。
我が家の3度目のロックダウン準備
3度目にもなると「ロックダウンになります」宣言を受けてから、最低限何をしたらいいのか見えてきました。今回我が家で事前準備したのは下記の通り。
- コメ・小麦粉・パスタ・野菜の準備
- ワインを箱で6本買い
- 自宅オフィスを作った
- 仕事と子供の相手のバランスを取るスケジュール作成
必要品の買い出しはOKとなっているものの、出来るだけ外出は避けたいもの。少し多めに野菜を買って、冷凍保存するなどの対応で10日間を乗り切る作戦です。
また、在宅ワークが続くことを受けて、鍵の閉められる部屋にデスク・チェアを置いたオフィススペースを準備しました。息子が大きくなってきて、在宅ワークが難しくなってきたので、今回はトライ&エラーの期間となりそうです。
まとめ:嘆いても仕方ない!ロックダウンを楽しんだもの勝ち
1回目のロックダウンは政府側も個人も訳がわからずはじまり、2回目のロックダウンは制度も整っていたのでわりとスムーズに始まった印象でした。3度目ともなると「前回とは何が違うの?」「またか。」と混乱も少なく、人々が受け入れていた気がします。
大変なこともあるし、仕事をどうするんだ?問題などドタバタ感は否めないのが正直なところですが、嘆いても仕方がない。それならば、みっちり家族時間としてロックダウンを楽しんでしまおう!とポジティブに捉えられている3回目です。
現時点では10日間のロックダウンの予定ですが、相変わらずケース数が落ち着かないので延長もあり得るだろうなぁと覚悟しています。
一方で、ヨーロッパに夏休み帰国している組を見ると、フランスもイギリスもイタリアも、みなさんとっても楽しくバカンスを過ごしている様子。あれ、同じ世界かな?って思うくらい明るい雰囲気です。ルワンダも早くに自由を手に入れられることを祈って…。