海外子育て

子供と一緒にルワンダへ。海外子育て事情。

青い空と子供の洋服が干してある景色

こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。

2019年に出産のために一時帰国。出産の後、3か月児を連れてルワンダへ戻ってきました。数えるとルワンダ子育て歴1.5年になります。

そもそも日本で子育てをしたことがないので、比較は出来ないですが、ルワンダ子育ては控えめに言って最高です。とりあえず子育てが落ち着くまで、帰国することは考えていません!

周りの友達家族も、みんな口を揃えて「小さい子がいる家族には最高!」というルワンダ子育てをご紹介していきます。

こんな方におすすめです

・海外での子育てが気になる方
・ルワンダに住んでみたい方
・ルワンダへ行くのが決まった方

ルワンダ子育て、1番の助っ人はナニーさん

ルワンダで暮らすと絶対に頼りになるのが「ナニーさん=子育てを手伝ってくれる人」です。

我が家は子供が生まれるまで、お手伝いさんを雇っていませんでした。しかし3か月児とルワンダに戻った際、慣れない育児で即座に息が詰まり、誰かに助けてもらわないと!と導入しました。一度お世話になってしまうと、もう彼女がいない生活には戻れない…!

我が家の場合
・平日の朝から夕方まで家に来てもらっています。
・メインのお仕事は坊の相手。遊んだり、寝かしつけたり。
 (もはや寝かしつけは私なんかよりよっぽど早い)
・加えて洗濯物干し・掃除をお願いしてます。

最初のうちは「日本なら一人でやってるようなことを人にお願いするなんて…」と思ったものですが”この国の女性に、自分のスキルを活かせる雇用を生み出している”と考えるように切り替えました。

坊の相手をしてもらっているうちに料理をしたり、少し自分の時間を持てたり。泣き叫ぶ子供を片手に全部自分でやらなきゃ…と思っていたのを抜け出したら、子供にもっと優しく接することができるように。母子ともにメリットが大きかった!

ちなみに、我が家のナニーさんは5児の母。母ちゃん業は完全にプロです。

「お願いするなら若い女の子じゃなくて、安心感のあるどっしりした母ちゃんが良い!」と思っていたので、まさに適任でした。子育てに関しては「そろそろ離乳食する?」「そろそろおむつ卒業?」など完全に私の相談役です。

出生率4の国は、とにかく子供に優しい

赤ちゃんの足

ルワンダの出生率は4を超えています。私の生まれた1989年は7.4なので、同世代は兄弟が7人いるのが当たり前ということです。そんな国なので、我が家のお手伝いさんのように「5児の母」というのは珍しいことではありません。

それだけ子供がいると、みんな子供に囲まれた生活をしているということ。子供は走り回るものだし、時に叫ぶものだと分かっているし、どうやって相手をしたら良いかも知っている。本当に誰でも子供に対して理解があるし、とにかく優しいです。

例えば:
・レストランでごはん待つ間、子供と遊んでくれる
・子供がいる!抱っこしたい!と積極的
・散歩をしていてもあちこちからベビー!と声をかけてくれる
・どこでも授乳OK。本当にその辺で授乳してる姿を見かけます

周りの人たちに愛されて育っているなとひしひしと感じる日々です。でも不思議なのは、この国にいると子供が泣いていたり、騒いでる姿をあまり見かけません。いくらでも騒いで大丈夫だよって雰囲気の中にいると、逆にそうなるんでしょうか。

僕は知らない人に抱っこされるのは、あんまり好きじゃないんだ。でもアジアンボーイって珍しいからみんな抱きたがるんだよね(坊のつぶやき)

入りやすい子連れグループが沢山ある

一歩足を踏み入れてみたら、同世代の子供を持つお母さんたちのグループが沢山あることが分かりました。勿論出たり入ったりは自由。イメージする日本の「ママ友」というよりは、「情報の少ない中で頑張って暮らしていこう」というチームな感じ。

「こんな深夜に発熱!どこの先生なら駆け込める?」という緊急感漂うメッセージや「母国からもってきた離乳食。全く食べてくれないので譲ります。」のようなものまで。既読無視なんて誰も気にしていない緩さで、定期的にメッセージが飛び交っています。

実際、私もこのグループを通して仲の良い友達ができたり「日本から持ってきたけど使わなかったもの」を売ってみたりしました。メッセージ上でしかやりとりしたことがない人もいれば、定期的に会う人もいる。それくらいの緩さが居心地がいいです。

住む環境が子育てにバッチリ!

boy playing in the garden
お庭で遊ぶ坊&見守ってくれるナニーさん

一年中天気が良い

先日「ルワンダはアフリカデビューにおすすめ」の記事でもご紹介したのですが、とにかく一年中快晴なルワンダ。子供がのびのびと遊びまわるのに適したお天気です。我が家の坊も日に日に日焼けをして茶色くなってきました。

ちなみに、我が家は布おむつを使っていますが、天気が良い&空気が乾燥しているから、すぐ乾くのも良い点です。1年半毎日洗濯して使っていますが、乾かなくて今日は使えない…というピンチに陥ったことがありません。

広げたタオルの上におむつをはいた赤ちゃん
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あと、子育てあるあるですが「おむつ替えの途中にお尻を出したまま走り回る」「お風呂の後は服を着ないで逃げ回る!」という時も、まぁ寒くないから良いか…と寛容になれます。

家にはお庭があるのが当たり前

基本的に家には庭があるのも子育てには嬉しいポイント。広さはまちまちですが、遊べる場所があるのは助かる。我が家もつい最近、庭を求めてアパートから一軒家にお引越しをしました。

ルワンダは自由に遊びに行ける公園がないのですが、家に庭があれば当面は楽しめるかな。子供がいる家族同士、お互いの家を行き来するだけでも十分に楽しめます。

あと、滞在期間が長い家族ほど沢山のおもちゃを持っている説。一時帰国のたびに色々持ってきたり、去っていく人から譲り受けたり。トランポリンやビニールプール、ブランコなど、その家ごとにある遊具が違うのも、子供からすると楽しいポイントです。

まとめ:ルワンダでは子供はみんなで育てるもの

コウノトリと子供のおもちゃ

1番の助っ人はナニーさんだとお話ししましたが、それ以外にも外で出会う人たち、そして同じく子育てしている外国人仲間同士と、多くの人に助けられて子育てをしています。

色々な人と一緒に子育てをしていると「こうした方がよい」「こうしなきゃ」は自分の思い込みだったということに気づかされます

まだ小さいからと思って優しくボール遊びをしていたら、別の人はもはやボールをぶつけている。え?子供相手に激しいでしょ!と思う一方で、よく見たらご本人はとっても楽しそう。こんなことはよくあります。

何かとお母さんに負荷が行きがちな子育て。だからこそ、私が「私がやらなくちゃ」と思ってため込みがちですが、人に頼るのは全然悪いことでも恥ずかしいことでもありません。多くの人に触れて、刺激をもらうことが子供にとっても、そして私にとっても大切だと感じています。

かなりゆるーい子育てをしている私ですが、海外で子育てをしてみたいなと考えている方、自分の意志とは関係なく子供を連れて海外に行くことになってしまった!と焦っている方に、少しでも新しい世界を紹介出来ていたら嬉しいです。

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