ルワンダ紹介

世界各国の本に出合えるルワンダの古本屋さん|Patchwork

ルワンダの中古本屋さん|Patchwork

こんにちは。ブログ「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中、ルワンダよりお届けしています。

ずっと行きたいなぁと気になりつつ、行けていなかったPatchworkという本屋さんに、ついに遊びに行ってきました!ちょっと場所が分かりにくくて、心の距離が遠かったのですが、実際行ってみたら全然難しくなかった!もっと早くよかったなぁというくらい。

なんでもおばちゃんが一人でやっている中古本屋さん。自分の家で眠っている本を持っていったら引き取ってもらうこともできるし、並んでいる本を買って帰ることもできる。そんな素敵なスポットが、キガリの片隅に誕生していました。

こんな方におすすめの記事です。

・ルワンダでお出かけ先を探している方
・ルワンダの小さなビジネスを見たい方
・やっぱり紙の本が良いよねぇという方

オープンして2周年の古本屋さん

オープンして2周年の古本屋さん

オープンしたころに名前を聞いていたPatchworkという名前の古本屋さん。我が家の本棚がホコリをかぶっていて、そろそろちょっと入れ替えたいなぁと思っていたところだったので、長男を連れてついに伺ってみることにしました。

訪れると、なんともかわいらしいおばあちゃんが、なんだか忙しそうにしていらして、その方がオーナーでした。話を聞いてみると、娘さんがルワンダに移住したそうで、娘・孫の近くにいたいと、ここでビジネスを始めたというおばあちゃん。なんともたくましい!

普通のおうちの一部に、本棚をたくさん入れて、お店にしましたというこぢんまりな作り。でも、本はかなりずらっと並んでいて、2年間頑張ってきているのがわかりました。(2024年夏時点)

基本は在住者の持ち込みで成り立っている!

基本は在住者の持ち込みで成り立っている!

おしゃべりなおばあちゃんが教えてくれたところによると、基本的にこの国に住んでいる人たちが、古くなった本を売りに来てくれることで成り立っているのだとか。訪れた7月は特に引っ越しシーズン。多くの駐在員がルワンダを去るタイミングだったので、引き取った本がずらりと床まで並んでいる始末。

「目が回るほど忙しいわ」と、嬉しそうな、大変そうな顔で教えてくれました。つまり、7月8月はたくさんの本が並ぶから、ぜひ訪れるべきということ!

ルワンダに住んでいる人というのは、必ずしも英語の本を持っている人たちだけではありません。だから、お店を見てみると、いろいろな言語の本が並んでいました。

英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語・スペイン語・イタリア語・アラビア語・日本語←!

これだけいろいろな言語の本が並んでいるだけでも、やっぱりキガリは多国籍だなぁーと思えます。

「ドイツ語とオランダ語は見分けがつかなくてねー、たまに置くところを間違えちゃうのよ」と言ってたおばあちゃん。日本語の本が、上下逆に並んでいたのを、こっそりと直してあげたのは秘密。

綺麗な本もあれば、すでに中古としてルワンダにたどり着いたのかな?という古そうな本もあったりして。はるばるルワンダにたどり着いた本の歴史に、ちょっぴりと思いをはせてみたりして。 

ちなみに子供向けの本だけは、やっぱり中古だとボロボロのものが多いらしくて、ちょっとだけ新品を取り寄せていると教えてくれました。

少し前までは本を買うのは異様に高い「輸入本屋さん」くらいしかなくて、Kindleが手放せませんでした。

海外生活にキンドルは必需品!夫婦共に愛用中
海外生活にキンドルは必需品!夫婦共に愛用中ルワンダ移住前からキンドルは愛用していましたが、海外暮らしが始まった共に、手放せないアイテムへと格上げされました。日本を離れて暮らす人にとってキンドルはマストアイテムだと思います。キンドルペーパーホワイトを愛用して早6年。毎日のようにフル活用している私が、キンドル愛を語ります...

紙の本が手軽に買えるスポットは本当にありがたい!!

おばあちゃんを応援したくなるお店

あちこちと動き回っては棚を入れ替えているおばあちゃんを見ていたら、なんだか応援したくなってしまいます。レジの横には手書きのホワイトボードがあって、これまた自家製のちょっとしたカフェメニューが。

・コーヒー
・紅茶
・チョコレートクッキー
・紅茶クッキー

「これは、今朝焼いたのよ」と言われたら、つい手が伸びてしまう。コーヒーもおやつも、その辺のカフェの半額以下という自家製価格なのも嬉しい。

お店の入り口にある、ちょっとしたカフェスペース(というか、ソファー)で、息子と一緒に美味しいチョコクッキーをいただきました。うん、またすぐに来たくなる場所だね。

日本語の本も受け取ってくれた!

我が家の本棚から持って行った本は、英語・フランス語・日本語とミックス。日本語の本は受け取ってもらえなかったら処分しようかなぁと思いつつ、一応持っていったら、快く受け取ってくれました。実際お店の奥にはちょっとだけ日本語の本のコーナーもあったので、常に日本語の本は数冊はあるのかもしれない。

「この本はフィクション?ノンフィクション?何系?」と聞かれました。そうだよね、わからないよね。そんな中でも受け取ってくれて、「日本語が読める人が来てくれたら喜ぶね」なんて言ってくれるおばあちゃん。もはや、彼女のファン。

ルワンダに住んでいて、ちょっと日本語の本が恋しいなぁーなんて方は、Patchworkまで足をのばしてみると、意外な出会いがあるかもしれません

まとめ:素敵なおばあちゃんに出会えるPatchwork

まとめ:素敵なおばあちゃんに出会えるPatchwork

本が好きだから気になっていたのに、なぜか立ち寄ることがなかったPatchwork。いざ行ってみたら、キチュキロの大きなジャンクションのちょっと手前という場所で、こぢんまりと運営されていました。

小さなお店に所せましと並べられた本棚には、世界各国から集まってきた本がずらり。見ているだけでも楽しいし、つい何か持ち帰りたくなってしまう場所でした。

何よりもオーナーさんのお人柄が素敵すぎて。そして、ちょっぴりお喋りさんなところが可愛くて。急いでさっと立ち寄るというよりは、ちょっと時間にゆとりがあるときにぷらっと訪れて、おしゃべりとコーヒーを楽しんで帰るといった場所かなという印象です。