こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
ルワンダに来たばかりの頃は「せっかくコーヒーの産地なのに美味しいコーヒー屋さんがない!」ということに驚きました。それもそのはず、この国の方々は輸出用にコーヒーは作っているものの、自分たちでは飲んでいないからです。
そんな中でもこのQuestion Coffeeだけは、わたしの移住当時から、今に至るまで大人気スポットとして圧倒的な存在感を見せています。少し久しぶりに訪れたのですが、やっぱり素敵な場所だったのでご紹介します。
・ルワンダに旅行予定の方
・ルワンダでノマドワークしたい方
・ルワンダのコーヒー事情を知りたい方
ルワンダコーヒーを存分に楽しめるQuestion Coffee
首都キガリの中でもかなり早い段階から「おしゃれカフェ」として人気のQuestion Coffee。ルワンダのコーヒー産業に携わる女性支援団体が運営しているとあって、自分たちの作ったコーヒーを、その場で焙煎して、美味しく淹れてくれます。
お店:Question Coffee
住所:#8 KG8, Gishushu, Kigali
営業時間:月曜~金曜 7:00-18:00/ 土日 8:00-17:00
こぢんまりとしているけれど、開放的なカフェとあってキガリ住民に人気スポットです。ちょっとしたケーキを作っているだけじゃなく、ルワンダで1番人気のパン屋さんからクロワッサンとパンオショコラを取り寄せているとあって、オヤツに訪れる人も多いです。
自由につかえる電源がいくつか完備されているので、訪れるたびにパソコンを広げている方も見かけます。ノマドワーカー的には、居心地よし、電源あり、おやつもつまめるとベストスポットです。
女性農家さんたちと連携して作り上げるルワンダコーヒー
Question Coffeeが興味深いのは単なるカフェではないという点です。
このカフェを運営する団体は、ルワンダコーヒーの栽培にも力を入れています。現地の農家さんと提携しながら、より良い品質の豆が作れるように現地での指導を進めています。
コーヒーへのこだわりのあるカフェだからこそ、お客さんへのコーヒー体験には力を入れていて、楽しそうなアクテビティも実施されています。
日帰り生産地見学ツアー:キガリ市内を出て、コーヒー豆が栽培されているエリアに行き、実際に豆が育っているところを見せてくれます。実際に生産している方々とお話するチャンスとあって、観光客に人気のツアーです。
カッピングクラス:コーヒーといえば産地だけでなく、煎り方や淹れ方によっても味が異なると言われている繊細な飲み物です。カフェの中に設けられているカッピングルームでは、希望者が豆ごとの味比べ体験ができます。
淹れ方レッスン:Question Coffeeのプロバリスタ(アメリカでの大会に出場するレベルだそう!)が、コーヒーの淹れ方レッスンを開催してくれていることも。美味しいエスプレッソの入れ方から、ラテアートにも挑戦できます。
予約はこちらの公式サイトから。
わたし自身は、この団体の運営するツアーには参加したことがないのですが、フイエというコーヒー産地を訪れた時に「はじめてちゃんとコーヒーの木を見る」という経験をしました。
せっかくコーヒーの産地であるルワンダを訪れたのであれば、ぜひ見て帰ってほしいコーヒーの木です。本当に赤い実がなっているんですよ。
ルワンダで圧倒的な知名度を誇るQuestion Coffee
カフェとして素敵というだけでなく、ルワンダのコーヒー産業を盛り上げようと頑張っている団体でもあるんです。彼らのコーヒーは、ルワンダの誇すサービス業の多くに提供されています。
・RwandAir(機内サービスで出るコーヒー)
・Marriot / Serena Hotelなどの高級ホテル
・Akagera National Park(国立公園)
・The HutやBaso Patissierなどの人気レストラン
ネットワーク形成が上手いなぁと関心してしまうほどですが、人気といわれる観光スポットで出てくるコーヒーはQuestion Coffeeであることが多いです!
ちなみに、この団体のコーヒー愛はそれだけにとどまらず、卸して終わりではなく、レストランなどのバリスタ育成プログラムを実践していたり、エスプレッソマシーンのメンテナンスなども行っているのだとか。徹底して「美味しいコーヒーをお客さんに届ける」という点にこだわっています。
珍しくルワンダコーヒーのデカフェ版も販売中!
ルワンダに来て気付いたのが、色々な団体がコーヒーを売っているけれど「デカフェ」を売っているところはありません。個人的には普通タイプのものが好きなので問題ないのですが、妊婦さんやカフェインに弱い方は困るはず…
そんな中でQuestion Coffeeだけはデカフェを売っていることに気が付きました!せっかくルワンダに来たからコーヒーを持って帰りたいけど、デカフェがお好みという方には嬉しいスポットです。
デカフェにするには特別な設備が必要ですが、この団体くらいしかマシーンを持っていないんだと思います。
まとめ:ルワンダのコーヒーを支える縁の下の力持ち!
ルワンダに住んでいる方々ののんびりスポットでもありつつ、多くの観光客の立ち寄りスポットとしても大人気のQuestion Coffee。カフェの入れ替わりの激しいこの首都キガリにおいて、数年単位で大繁盛しているという珍しいお店です。
人気の理由はおそらく「コーヒーが美味しいから」というだけでなく「コーヒー愛にあふれているから」なんじゃないかなという気がしてきました。
お店にて美味しいコーヒーを提供するのはもちろんですが、コーヒー産業に携わる女性農家の方々や、他のレストランなどのコーヒーの質にまで気を配っています。せっかくコーヒーが美味しい国なんだから、みんなで盛り上げていこうよ!という気合を感じられます。
ルワンダにお立ち寄りの際には、ぜひこのカフェに立ち寄ってみてください!ルワンダコーヒーはスーパーに並んでいるものは渋い(というかダサい)パッケージのものが多いですが、Question Coffeeのものはシンプルでオシャレなのでお土産にもオススメです。