ルワンダ紹介

ルワンダでローカルブランドUMUTIMAのお洋服を作る!

ルワンダでローカルブランドUMUTIMAのお洋服を作る!

こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。

先日お友達のお誕生日会に行ったら、家族全員がお揃いのお洋服を着ていて素敵でした!

ここルワンダでは、キテンゲと呼ばれるアフリカ布を使って、自分の好きなような服を仕立てることができます。

ちょうどテイラーさんが沢山いるNyamirambo Women’s Centerを訪れたので、それならば!と、我が家もオーダーしてみました。

こんな方におすすめの記事です

・ルワンダに旅行予定の方
・ルワンダで服を仕立ててみたい方
・アフリカ土産として服を作りたい方

ルワンダではお気に入りの布で服を仕立てるのが定番

ルワンダではお気に入りの布で服を仕立てるのが定番

ここルワンダでは、いわゆるアフリカ布と呼ばれるキテンゲ布を買ってきて、服を仕立てるという文化が今も残っています。

待ちの中をみると、とくにおばさん・お姉さん層に目立つカラフルなアフリカンなお洋服。

定番は、体のラインがしっかりと出るようなワンピース。中にはTシャツにカラフルスカートを合わせている人もいます。

ミシン

ちなみに、これは時代の流れというか、若い子たちにはあまりウケないみたいです。仕立てた服はちょっと古風な感じがするのでしょうか。

会社の同僚を見ても、若い世代は輸入物であるいわゆる「洋服」を好む印象です。結婚式などの特別な時は着るけど…といった感じ。

サザエさんの時代に、フネさん世代は毎日着物で過ごしているけど、若い子たちは洋服を着ている。晴れ着の時だけ着物を着る。まさにそんな感じでしょうか。

UMUTIMAでのオーダー方法&明瞭会計

訪れたNyamirambo Women’s Centerでは、ざっと見て20台ほどのミシンが並び、UMUTIMAというブランド名で小物や洋服を作っていました。

並んでいる商品をみてもしっかりとした作りなのが分かったので、ついに私もオーダーしてみることに…!ちょうど気になる柄の布に出会えたこともあって、勢いでオーダーしてしまいました。

①仕立ててほしい布を選ぶ

カラフルな糸

アフリカ布を仕入れていなかったので「素敵な布があったらお願いしよう」と気軽に行ってみました。思っていたよりも取りそろえは少なく、小さな棚に8種類くらいしか並んでいませんでした

もしも市場などで「これ!」というお気に入りを見つけた場合は、それを持ち込むことを強くオススメします。

②作りたい服のイメージを伝える

我が家がオーダーしたのは、家族3人分のお揃いのズボン。私が長ズボン、夫が短パン、息子がひざ下パンツとそれぞれ形を変えてオーダーしました。

作りたい服のイメージは事前にネットなどで調べて、画像を持ち込みましょう。もしくは手持ちの服の真似をしてほしい場合は、現物を持っていくと採寸が簡単です。

③採寸する

採寸メジャー

私と夫は現地に行って採寸してもらいました。作りたいイメージがはっきりしているのであれば、しっかりとサイズチェックしてもらう方が安心です。

一方、息子は連れていかなかったので、息子の今履いているズボンを持っていき「これよりもちょっと大きめに作って」とお願いしました。

④事前に値段がわかる明瞭会計

欲しいものがしっかり伝わると、そこからパソコンを使って値段の計算をしてくれます。事前に教えてもらえるというのは、有難い。

使う布の量やポケットの有無などをエクセル表に入れ込んだら、ピッと数字を出してもらえます。

ご参考まで(2022年2月時点)

大人の長ズボン:25,000Rwf(約3,000円)
大人の短パン:20,000Rwf (約2,500円)
子供のズボン:9,000Rwf (約1,000円)

これは仕立て代&布代の両方を兼ねているので、わりとリーズナブルかなという印象を受けました。

とはいえ、現地の方にこの値段を伝えたら「高すぎる!」と言われてしまうのは目に見えていますが。落ち着いて買い物が出来る環境だからこそ、観光客/外人向け価格なのは仕方がないかな。

⑤後日、商品の引き取り&支払い

バッグ

今回はズボン3本をお願いしましたが「明後日に来てください」と言われ、一度帰宅することに。

ソワソワしながら、当日昼間に連絡を入れると「出来てるから取りに来て!」と有難いお言葉。ちゃんと納期を守ってくれるのも、それなりのブランドの証だなと感じました。

お店に行ったら既に準備されていて、その場で試着をしてOKであれば、お会計をして終了です!

予想以上にちゃんとしていたオーダー服

予想以上にちゃんとしていたオーダー服

ルワンダでお洋服を買うことは基本的にない私ですが、今回は勢いにのせてついに家族お揃いパンツを作ってみました。

大人のズボンにはポケットを付けてもらいましたが、ビックリするくらい大きなポケットがついていました。スマホを入れてもだいぶ余裕があるほど◎

あまり仕立てに詳しいわけではないですが、布の切り取り方や、ホツレ止めのロックミシンなどのかけ方はしっかりしていて、頑丈そうだなという印象を受けました

これはお友達にもおすすめしたくなるクオリティ!

キミロンコマーケットよりもおすすめの理由

キミロンコマーケットよりもおすすめの理由

観光客の定番「キミロンコマーケットで服を仕立てる」というのは、イッテQの撮影であのイモトさんがいらした時も番組内でコーナーが組まれていたほどの定番です。

…が、結構ストレスフルな環境でのお買い物になるんですよね。落ち着いて仕立ててもらいたければUMUTIMAがお勧めです!

布を買う手間が省ける

キミロンコマーケットで服を作りたい場合、まずは布コーナーに行って大量の布の中から気に入ったものを選ぶ必要があります。選択肢は無限大!と言えるほど、たくさん種類があるので楽しいことは間違いありません

でも、見ているたびに「おねえさん、おねえさん、これにしなよ」「安くするから、ここで買ってよ」と客引きがしつこい。ほんと、触らないで。

気になるアフリカ布を見つけたら、作りたい服に足りる量を買い取ります。素材によって、そして売り子の気分によって値段が変わるので、しっかりとネゴりましょう。

価格交渉の手間が省ける

ミシン

布をGETしたら、今度は仕立て屋さんを選びます。布を選んでいる時に、メジャーを持ちながらうろうろと声をかけてくるお姉さんたちです。

この人で良いかなと思えたら、作りたいものを伝えて、値段交渉が始まります。これもまた、商売人相手の戦いになります。

先週は1,000円と言われたものが、今週は2,000円と言われるくらいブレ幅があります…

この価格交渉も込みで「アフリカで服を作る体験」なのかもしれませんが、毎回やっていると心がすり減ってきてしまいそう。私は、こういうのを楽しめるタイプではありません。

時間の差=クオリティの差

キミロンコマーケットのテイラーさんたちは、観光客相手の「スピード勝負」の仕上げが得意です。「今オーダーしてくれたら、その辺を見ている間にサッと仕上げるよ。1時間で仕上がるよ」といった具合です。

確かに、観光客は3日後に来てなんて言われたら、もうこの国にいないかもしれないですしね。

ただし、スピード仕上げをするからこそ、クオリティはぼちぼちなことも。悪くないけど、何回も洗濯をしていたらどんどん壊れちゃいそう…というケースもあります。

その点、UMUTIMAは数日後の引き取りにはなりますが、お店に並んでいるものを見ても分かるくらい、しっかりとした仕上げをしてくれます

まとめ:しっかりとした製法が安心のUMUTIMA

Nyamirambo Women’s Centerで女性団体が作っているUMUTIMAというブランド。クリスマスマーケットやお土産物屋さんにも展示されていることが多く、カラフルな小物やお洋服が可愛いお店です。

今回はせっかくセンターを訪れるのだからと思い、家族分のお洋服を仕立ててもらいました。3人分のパンツは思っていたよりもしっかりとした仕上がりで、お気に入りの一品になりました。

少し日数はかかりますが(多分、交渉もできる)、長期に渡って安心して着れるアフリカンな服が欲しい方には、ぜひぜひオススメしたいUMUTIMAです。

センターを訪れたら、ルワンダバスケット体験や、お料理教室も開催されているので、観光でいらした方はもちろん、ルワンダ歴が長くなってきた人も楽しめますよ。

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