こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
我が家では坊が3か月の頃から布おむつ育児をしています。なんとなく始めた布おむつ生活ですが、あっという間に1.5年。
私が始めた当初、周りに布おむつを使っている人が全然いなかったので、気になっている方に届けばと思い、記事にしてみます。意外と大変じゃないので、ぜひ!
・これから赤ちゃんを迎える方
・布おむつ育児に興味がある方
・布おむつ始めたいなぁという方
・エコな生活が気になる方
我が家が布おむつ育児を始めた理由
「地球環境のことを考えてエコだから」と言えたら素敵なのですが、我が家が始めた理由は「お金」でした。エコでもエコノミーの方。
生後2か月の坊はとてもデリケートだったのか、ほんの少しおむつが濡れただけでビェーと泣いていました。おむつを替えては、ほんのちょっとでビェー。必死に替えては、またすぐにビェー。
当時の「赤ちゃん日誌」を振り返ると、一日10~13回もおむつ替えをしています。買ったばかりの新生児用おむつが一瞬で終わっていく訳です。そしてゴミの日まで、どんどん溜まっていく仕様済おむつ。
え、このペースでがんがんおむつを替えていたら、おむつ代大変なことになる…と、布おむつをやってみることにしました。
さらにルワンダはおむつが高いんです!どれも輸入品なので、日本のドラッグストアの2倍は当たり前です。成城石井でおむつを買うような感じでしょうか。ルワンダに帰る前にどうにかせねば!と思い、布おむつ生活を始めました。
布おむつ生活の始め方
いざ始めるとなると、あれもあると良いよ、これもあると良いよ。全部入ったスターターパックもあるよ、と情報が錯そうしていました。そしてそういうパックは異様に高い。
実際に1.5年やってみて分かったのは、始めるにはこれがあればOK!
・布おむつカバー 1セット(5‐7個入りが多い)
・布おむつ 2パック (大体30枚おむつ分)
・蓋の付いたバケツ
・石鹸
我が家は「毎日洗濯する」という前提で、これだけで1年半続けられています。調べると「洗いやすくなるライナー」「汚れを落としやすい洗剤」など色々出てきますが、オプションと思って大丈夫です。
布おむつの使い方
布おむつの使い方は決して難しくありません。おむつカバーの上に、布おむつを乗せてはかせるだけ。
内側の布おむつ(タオル部分)は、汚れるたびに毎回取り換え。洗面所で軽く水でもみ洗いして、水を張ったバケツに放り込むだけ。
翌朝の洗濯機を回すときに、バケツに溜まった沢山の布おむつを洗っています。布おむつは一日に10~15枚くらいが使うので、多めに準備が必要です。
外側のカバーは2,3回使いまわし可能です。我が家は7個入りカバーを使っていますが、1日で5‐7枚使い切るペース。数が少ないので、洗面所でしっかり洗ってすぐに干しています。
布おむつと一緒に翌日洗濯機で洗うのであれば、倍の数が必要ですので注意してください!
実際のところ、お安いの?
布おむつが高いからと始めた布おむつですが、気になるのは実際にお得だったのか?
今回記事にするにあたって計算してみたのですが、これは大きな節約になっています!
<初期投資>
布おむつカバー:1,500円のセット×2 (1セットが9か月程でボロボロになり買い換えました)
布おむつ:2,000円×2 (ただの布が意外と高い!でも半永久的に使えるから良い投資です)
バケツ:100均
→約7,100円。数字だけ見ると決して安くはないですね。
紙おむつの場合、1枚20円程度。布おむつ程変えなくて良いとしても、20円×6枚=120円/日。
布おむつの7,100円÷紙おむつの120円=60日以上使うならお得!
始める前は大変かな…と思った布おむつですが、最初の2か月やってみてダメなら紙にしようと思った記憶があります。2か月経つ頃には慣れて、大変でもなくなりました。3か月以上経てば、使えば使うほどコスパが良いということ!
特別なものは買わなかった我が家ですが、このシリコン製の洗濯板はとても便利です。手でこするよりも簡単に染みが落ちるので、我が家では大活躍しました。
布おむつ育児 =我が家の場合=
100%完全に布おむつにする必要はない。
布おむつ育児をしているからと言って、100%布完全におむつな訳ではありません。文明の利器、紙おむつにもお世話になっています。
・外出する時:替える頻度が少なくて済む&荷物も少ない紙おむつです。
・夜寝る時:しっかり吸収してほしいから紙おむつです。
布おむつが気になりつつも、外出時の荷物が増えることや、おむつ替えの頻度があがることをハードルに感じる人は多いかもしれません。完全に切り替えなくても、出来る範囲でゆるく導入していけば大丈夫です。
6か月を過ぎた頃から洗濯が楽になった。
我が家は生後3か月の頃から、1.5歳になる現在まで布おむつを使っていますが、思い返すと最初の頃は洗濯が大変でした。
なぜ6か月が区切りなのかというと、離乳食が始まるからです。
・離乳食が始まると、赤ちゃんう〇ちが、固形状になってくるから
・離乳食が始まると、ごはんのリズムで踏ん張るようになるから
簡単に言うと、赤ちゃんのゆるゆるう〇ちは布おむつにしみ込んでしまい、洗うのが大変なんです。それが一日のうち何度も何度も… 最初は真剣に息を止めて洗っていました。慣れればなんてことないですが、手についたり、匂いもするし。
でも少し大きくなってくると、個人差はあると思いますが一日における踏ん張る回数が減ってくるし、形もトイレに捨てやすくなってきます。ここまでくれば、洗うのもそこまで大変ではありません。
布おむつカバーはスナップボタン式が良い。
布おむつカバーは、調べると色々なタイプがありますが、マジックテープ式とスナップボタン式の両方使った私からすると、後者の方がお勧めです。
マジックテープの方が留めるのは簡単ですが、毎日毎日洗濯していると、10か月経ったころから徐々にテープがくっつかなくなってしまいました。接着部についてしまったホコリをとってみても修復できず…
あと、1歳を迎える頃にはご本人が引っ張って開けられるようになります。折角留めたと思ったら、楽しそうにビリッと開けられて、裸で脱走…なんてこともよくありました。
スナップボタン式に切り替えたところ、動き回る坊を抑えてボタンをグッと留める手間はありますが、これは壊れなそう&本人の力では勝手に外せないという安心感があります。
ちょっと高級な綿100%のカバーもあったけど、我が家は乾きやすさとコストを考えてカラフルなポリエステルタイプにしました。体にあたるのは主に布おむつの方なので、カバーの素材はそこまで気にしなくて良いなという印象。
まとめ:布おむつ育児は全然難しくないし、お得なのでメリット大!
なんとなく汚れたものが付いたものを触りたくないな…なんだか最初に買うものが沢山あるイメージだな…と、ハードルが高そうに感じられる布おむつ育児ですが、実際はそんなに大変ではありません。
確かに紙おむつのように、丸めて捨てるだけ!という訳ではないですが、洗う手間は慣れれば大した話ではありません。ゴミ袋から異臭が漂ってくるとか、それを防ぐための袋を買う必要もなくなります。
里帰り出産中に始めた布おむつ。実家の母は「自分が子育てしている頃は紙おむつが当たり前だったから、考えもしなかったけど、こんな簡単なら布おむつやりたかったなぁ」と言っていました。
ちょっとの手間で、ちょっとだけ環境とお財布に優しい布おむつ育児。折角検討する段階に入っているようでしたら、ぜひ試してみて下さい。2か月やってみて微妙だな…と思ったら辞めてもいい訳ですしね。
実は僕の周りは布おむつのお友達が多いんだよ。ヨーロピアンキッズは布おむつの子が多い気がする。(坊のつぶやき)