こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
ちょうど1年ほど前にオープンしたUmusambi Villageに、久しぶりに遊びに行ってきました。ウムサンビとは東アフリカに生息しているツルのことで、今は絶滅危惧種に認定されているそうです。
そんな貴重なツルの保護地区である、バードサンクチュアリは家族連れに大人気のピクニックスポット。キガリ市内からたった20分で行ける距離なのに、自然がたっぷりでお散歩にぴったりの場所でした。
・キガリ観光スポットを探している方
・バードウォッチングが趣味の方
・アフリカにおける動物保護が気になる方
ルワンダ初の鳥の保護公園 ウムサンビビレッジ
2019年の長期ロックダウン開けに一般公開され、野外アクテビティ場所として多くの人が駆けつけたUmusambi Villageという名前の自然公園。
名前のUmusambi(ウムサンビ)とは、日本語名ではホオジロカンムリツルと呼ぶそうですが、東アフリカに生息しているツルのことです。
ここルワンダでも、以前は沢山生息していて、ホテルやゲストハウスが景観の一部として庭に放っているくらい「どこにでもいる鳥」だったそうです。でも、飼育環境が良くなかったり、しっかりとケアがされなかったことで激減。
現時点では400匹ほどまで減ってしまったツルのうち、約50匹ほどがこのサンクチュアリにて保護されているそうです。鳥の保護地区ということもあり、湿地帯に作られたこの公園は自然がいっぱいです。ツルだけでなく、他の鳥までたくさん遊びに来ているほど。
名前:Umusambi Village
住所:KK 3 Road, Kigali, Ville de Kigali 250
費用:大人10,000Rwf・子ども3,000Rwf
定期的に通いたい!と言う方には、6か月・12か月パスもありました。一緒に行った友人は「パスを持ってるから予定がこれと言ってない日はウムサンビと決まっている!」と言っていました。
ツルの保護公園が家族連れでにぎわうワケとは?
なんてことない公園ですが、週末になると家族連れで賑わうUmusambi Village。オープンして1年ほどですが、周りの友達を見てもほとんどの人が1度は訪れているのはなぜでしょうか。
ルワンダには公園がないから
日本だとどんな街にも大なり小なり公園がありますが、ルワンダは自由に行ける公園がありません。家族で芝生を楽しみたければ、大きな庭のあるレストランへ行くしかないんです…
そんな中でぽつんと生まれたこのツルの保護地区。入園料はかかりますが、それでも自由に行けて自然が楽しめる場所とあって、多くの人でにぎわっています。
お弁当を持っていけるテーブルがあるから
家族連れに嬉しいポイントとしては、公園の一部に「ピクニックスペース」が設けられています。家から持ってきたお弁当を広げながら、木陰でのんびり過ごせるというのはちびっこ連れには嬉しいスポットです。
ゴミ箱は設置されていないので、持ってきたものは責任をもって持ち帰らないといけません。出来るだけゴミがでないスタイルでお弁当を準備しましょう。
のんびり歩ける遊歩道が完備されてるから
そこまで大きな公園というわけではないですが、敷地内を歩いて回れる遊歩道が準備されています。ルートがいくつか準備されていて、長いコースだと大人でも結構な距離になります。
入口で双眼鏡をレンタルしてくれるそうなので、本格的なバードウォッチングもできますよ。ちょっとした小川の近くにはベンチが設けられていたり、大人も子どもも楽しい遊歩道です。
Umusambi Villageにレストランカフェがオープン!
1年前に訪れた時は、遊歩道とピクニックテーブルしかないシンプルな公園でしたが、最近レストランも併設されました。サンドイッチやルワンダの定番である串焼きBBQ程度と、軽食がメインの印象ですが、冷たいビールやアイスが食べられるのは嬉しいニュースです!
出来たばかりとあって、きれいでおしゃれな併設レストラン。子連れをターゲットにしていることもあり、テラス席の脇には砂場も広がっていました。
自然保護に取り組む姿は多くの人が応援したくなる
今回お友達と訪れた時に印象的だったのが「こういう自然保護に取り組む団体は限られているから、出来るだけ応援したくてしょっちゅう訪れるようにしているよ」という言葉でした。
自分たちにとってハッピーな場所、自由に自然が楽しめる場所というイメージでしかなかったのですが、確かに入園料を払ってこの公園を来ることは、動物保護に繋がるんだなと気づかせてもらいました。
調べてみると、この場所を運営している自然保護団体の活動は多岐にわたっています。劣悪な環境で育てられているツルを保護する活動はもちろん、必要な手当てをして、この公園で育てるのか、もっと大きな国立公園に連れていくかなどを判断しているそうです。この公園の運営は、見えている活動内容の一つではありません。
そんな素敵な場所へのお出かけを、同じくルワンダから発信活動をしているタケダノリヒロさんがYoutubeに載せてくれました。ぜひ、こちらからチェックしてみてください!
まとめ:Umusambi Villageで自然を楽しむ週末を
せっかく緑豊かなルワンダという国にいるというのに、首都キガリで過ごしているのあまりその恩恵を受けることはありません。だからこそ、車で20分ほどで行ける自然公園がオープンしたのは多くの人にとってうれしいニュースです。
ピクニックが出来るというだけでも多くの人の目を寄せ付けていましたが、さらにレストランカフェも出来たことで、手ぶらで行くことも出来るようになったウムサンビビレッジ。ますます家族連れでにぎわうこと間違いなしです。
首都の中心地から20分ほどでいける、もう一つの自然スポットはこちらのFazenda公園の記事をご覧ください。子供向けのトランポリンから逆バンジーまで揃っているアスレチック公園です。
息子が砂場から動こうとしないので、大人はちゃっかりキンキンに冷えたビールを飲んでしまいました!