ルワンダ紹介

常夏のルワンダで過ごすクリスマス

白い背景にメリークリスマスの文字

こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。

ルワンダで過ごすクリスマスも、もうこれで4回目になりました。こんなに回数を重ねているというのに、相変わらずこの真夏で半袖で過ごすクリスマスというのには慣れません。

日本にいたらクリスマスソングが流れてきて、師走だ、忘年会だといつもと違う雰囲気が漂いますが、ルワンダにいるといつも通り。いつの間にかクリスマスが来て、年を越しちゃう感じ。

とはいえ、ここ数年でも少しずつクリスマスモードが盛り上がるようになってきている首都キガリ。どんな様子なのかご紹介していきます。

こんな方にお勧めの記事です

・ルワンダに興味のある方
・ルワンダのクリスマスを見てみたい方
・真夏のクリスマスが気になっている方

ルワンダでは真夏のクリスマス

どうしてもクリスマスというと雪が降っている中で、帽子をかぶって、暖炉にあたって…とメルヘンなイメージを思い浮かべてしまう私ですが、ルワンダのクリスマスは真夏です。

キリスト教徒の多い国ということもあり、12月25‐26日は毎年祝日。現地の方々は家族で集まったり、教会に行ったりするそうですが、欧米と比べてよっぽど質素な感じ。

クリスマス会をするというのも聞かないし、プレゼントを買いに走ることもなければ、サンタさんが来る家も少なそう。他の祝日とあんまり変わらないというのが正直なところです。

お正月よりもクリスマスの方を重視する家で育った私としては、やっぱりちょっと寂しい…

少しずつ増えているイルミネーション

白い背景にクリスマス柄

2017年に来たときは、ほとんどクリスマスモードなんてなかった首都キガリですが、年々少しずつ飾り付けが増えてきています。大きな外資系ホテルではクリスマスツリーを飾ってみたり、道中でも明るいイルミネーションが見られるようになってきました。

2019年にはRadisson Bluホテルが、初めてのツリー点灯式を開催。多くの子供たちで賑わいました。

…と思ったら、どうしても趣旨を理解できていない現地の人たち。ツリーやホテル構内に飾り付けてあったボールや星をもぎ取り持って帰るという事態に。遅い時間に行った人は、無残な姿を目にしたそうです。ちーん。

2020年はイベントが制限されているし、去年痛い目にあったからか開催されず。道沿いのイルミネーションが少しだけ増えたかなぁという印象です。今年はどこの国でもおとなしく過ごしましょうという感じですね。

イベントの目玉はクリスマスマーケット

例年、大規模なクリスマスマーケットが屋内・屋外と2回開催されているルワンダ。残念ながら今年は開催されなかったのですが、以前の写真で振り返ってみます。

AIC Christmas Bazaar

室内のマーケット

大きなチャリティ団体が開催しているマーケット。売り上げの一部がチャリティになること、そして主催者がアメリカ系の大きな団体ということもあり、出店者数が1番多いイベントです。

ルワンダで活動しているNGO団体が民芸品のバスケットからオシャレなカバンまで手作り品を出していたり、頑張っている在ルワ企業が石鹸やコーヒー、ナッツなどを販売していたり。

サンタさんと写真撮影
「サンタさんと写真を撮るコーナー」もありました!我が家の坊は、知らない人に抱っこされてフリーズ。泣く訳ではありませんでしたが、完全に硬直した様子の写真が残りました。

German Corporation Christmas Market

屋外のマーケット
こちら屋外で開催されている、開放的で気持ちの良いイベント。ドイツ系の団体が主催者ということもあり、美味しいホットドッグ・クリスマスっぽい手作りお菓子(アイシングクッキーからプリッツェルまで)・さらに真夏だけどホットワインまで!

クリスマスマーケット
お店を見るだけじゃなくて、食べ物も楽しめちゃうこのイベントは、行ったら誰かにばったり会う率100%。去年はまだ歩けない坊を連れて参加しました!ウロウロしているだけで楽しいマーケットです。

今年は僕もホットドッグにかぶりつきたかったよ!(坊のつぶやき)

屋外のテントとテーブル
残念ながら今年はどちらのマーケットも中止になってしまいました。2021年には状況が落ち着いて、復活してほしいです。

2020年のお楽しみ:プチマーケット

大きなイベントは中止になってしまいましたが、今年は幾つかのカフェが裏庭を使って小さくマーケットを開催してくれました。こういう雰囲気が久しぶりだからすごく嬉しい!

屋外のマーケット
3月以降マーケットは開催されていなかったのもあって、行ってみたら駐車場が溢れかえっている。ちょっと歩くと知っている人に出会う。ちょっとウロウロすると、半年ぶりの友達にばったり会う。というくらいの、混雑っぷり。

クリスマスツリーのオーナメントが並んでいたり、民芸品のバスケットが並んでいたり。

Made in RwandaTシャツ
今年出来たばかりの子供服ブランドYambeeも並んでいた!Made In Rwandaってかわいすぎ。この国で子供服を売ってるところがなくて困ったから…と、布をアジアから輸入して作り始めたんだそう。パワフルママによるお店です。

まとめ:ルワンダのクリスマスはじわじわ成長中!

白い背景にメリークリスマスの文字
今年はどこの国でもクリスマスは家族だけで小さく、こぢんまりになりそう。どんどん勢いがついていたルワンダのクリスマスモードも停滞。これは仕方ないですね。

本来であればクリスマスマーケットの時期、12月上旬は多くの人がクリスマス帰国直前。いつも財布の紐が固い人たちも、帰国前に出来るだけ多くのプレゼント・お土産を確保しなくちゃ!と購買力がすごいんです。ビックリするくらいお買い物バッグがいっぱいになっている姿を見かけました。

でも今年のプチマーケットでは、自分用のものをちょっと買ってる人がいるくらい。家に飾る植物とか。それだけみなさん今年はクリスマスでも帰国しないということなのかもしれません。

多くの人にとってクリスマスに実家に帰らないというのは、日本人のお盆に帰らないくらいの一大事。去年は友達のほとんどがキガリにいない12月でしたが、今年は半分くらいは残りそうな予感。それだけコロナの影響が出ているということ。

どこの国にいても、みんなが安全に、楽しくクリスマスを過ごせたら良いなぁ。そして来年には事が収束して、クリスマスマーケットが開催されますように。

2021年後半になって、やっと定例マーケットが開催されるようになりました。そんなKigali Marketの様子は、こちらの記事からご覧ください。

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