こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
日本では2020年からレジ袋が有料になりましたが、ここルワンダは2008年とかなり前からレジ袋は有料どころか撤廃しています。
エコ先進国を目指して取り組みを進めている国ですが、世界でもブームの「ゼロウェイスト」にこだわるお店が誕生しました。ゴミを出さない仕組みを取り入れていれているお店ってどういうこと?
ずっと気になりつつ行くチャンスがなかったのですが、先日ついに立ち寄ることができたのでレポートします。
・エコな取り組みが気になる方
・エコなお店づくりがしたい方
・ルワンダのエコ事情を知りたい方
ルワンダにエコ意識の高いお店が初めて登場!
今年に入ってから誕生したPima-zero wasteというお店は、ルワンダで1番最初にできた「ゼロウェイスト」を徹底しているお店です。
「ゼロウェイスト」とは文字通り「ゴミをゼロにする」というコンセプトで、お店の中での取り組みはこのようなものがありました。
空き瓶やプラスチック容器を回収する
ルワンダでは「リサイクル」という概念が乏しく、燃えるゴミも燃えないゴミも関係なくすべてまとめて捨てています。だからこそ、移住直後に「この空き瓶はどうしたらいいんだろう?プラスチックの入れ物はどうしたら?」と悩んだものです。
そんな中で、少しずついくつかのお店で「空きボトル回収」が始まっていました。リサイクルして、別の商品にする取り組みが増えてきたからです。空き瓶を使って、グラスにしたり、花瓶にしたり、キャンドルの土台にしたり。
そして、このPima-zero wasteでは一歩踏み込んで、ペットボトルやプラスチック容器、牛乳パックの回収まで始まりました。それらが一体何になるのかは今の段階では分からないのですが、何にせよゴミとして捨てるよりは、何かに使ってもらえたら、と持ち込んでいる人がたくさんいました。
顧客が容器を持ってきて買い物をする
お店の中に入ると、ずらっとバケツ容器が並んでいます。じっくりと見ていくと、スパイスや粉物が多めです。これらをすべて量り売りしてくれるというのが新しいスタイルです。
他のお店であれば「これを100g頂戴」と言ったら、袋を取り出してくれるのが当たり前ですが、このお店はそうではありません。「顧客がタッパーなどの容器を持ってくる」というスタイルを徹底しています。
食品ロスにも繋がる量り売りスタイル
単純に家に溜まっていくプラスチック容器を減らせるというだけでなく、お買い物をしている人を見ていたら「ちょっと試したいアイテム」に手を出しやすいというメリットもあるなと感じました。
他のお店で買うと「ガラムマサラ 300g」などのたっぷり容量で売られていることが多いですが、お試ししたい場合にこの量はちょっとToo much…
量り売りだからこそ「本当に必要な量」だけを買える。これって、お財布に優しいだけじゃなくて、食品ロスにも繋がるなと感じました。
週末のマーケットイベントも開催されるように
ルワンダの小さなお店をサポートしたい!というオーナーのご厚意で、2021年8月時点では「月に2回」のイベントが開催されています。
いわゆるルワンダ土産屋さんから
ルワンダの手工芸であるバスケット屋さん
カラフルなポストカード屋さん
ポップでかわいいアクセサリー屋さん 等
ルワンダから日本に持ち帰るお土産を探している!という方には、間違いなくオススメのマーケットです。
コロナ以前は、もっと大規模なマーケットを運営されていたので、再開したマーケットは少し小ぶりだなぁという印象。もっと食べ物屋さんが出店するようになったら面白いのになぁ。と思いつつ、今後の発展に期待です。
お楽しみの少ないルワンダで、マーケットはみんなの注目の的です。毎年大盛況のクリスマスマーケットについてはこちらの記事をご覧ください!
まとめ:ルワンダでもどんどん広がるエコな取り組み
「自分で容器を持って行って量り売りしてもらう」というスタイルが新しいPima-zero waste。
ずらっと並んだバケツの中には全粒粉やオーツ粉などの気になる粉物や、「モロッカンミントティー」「ハイビスカスティー」などの乾燥茶葉も売っていました。これらは少量でちょっと試してみたいなあ…!
「環境保護への取り組み」というと堅苦しい気がしてしまいますが、どんな人でも「出来る範囲でできることから」。
我が家では「エコラップ」を使ったり「布おむつ育児」をしたりと、自分たちで出来る範囲でプチエコな暮らしを続けています。これからは、このお店での買い物も増えそうな予感です…!
何も持ってこなかった!と言っても焦ることはありません。リサイクル回収された空き瓶を煮沸消毒したものが売っています◎