こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
私が住んでいるここルワンダは、実はコーヒーの産地です。なんせこぢんまりとした国なので、大量に作れる土地がなく、採れる量が限られているから、そこまで知られていない…
しかし、ここ数年で「スタバでルワンダコーヒー見かけたよ!」「上島珈琲でルワンダコーヒー見かけてasaのこと思い出したよ!」という嬉しいメッセージが日本の友達から届くようになりました。
特別なコーヒー通という訳ではないですが、この国のコーヒーは間違いなく美味しいことを知っているので、ご紹介していきます。
・ルワンダに興味のある方
・朝のコーヒーが欠かせない方
・ルワンダ体験がしたい方
ルワンダはスペシャリティーコーヒーが採れる場所
アフリカのコーヒーというとエチオピア産がダントツで有名です。その理由は土地に恵まれていること。広大な敷地を使うことで収穫量を確保し、世界中にどんどん出荷。だからこそ、日本にいても目にする機会が多いんです。
一方、国土の狭いルワンダ。四国の1.5倍程度のサイズなので、作りたくても作られる量が限られています。
量が取れないならば、それを逆手にとって、特別感を出していこう作戦。育てる豆の種類を限定的にして、質の高い豆だけを出荷する。だからこそ、最近ではスペシャリティコーヒーとして少しずつ日本でも見かけるようになってきました。
実際にルワンダのコーヒー産地に行ってきた
少し前のことになりますが、ルワンダのHuye(フイエ)と呼ばれるコーヒー産地を訪問しました。ここは少し大きな規模の農園があり、観光客向けに見学ツアーをやっています!
実際に木についているコーヒーの実を見るのは初めてだったので、新鮮でした。見に行った時期が収穫期とはズレていたので、イメージする赤い実になる前の、緑の実。
ちょうど訪れたのが閑散期だったので、農家の方々がコーヒー豆をとる姿や豆を洗う設備は見れず残念。でも、こういうのほほーんとしたエリアでコーヒーが作られているんだなということは伝わってきました。
ツアーの最後には、ガイドのおじさんがコーヒーの豆をその場で煎ってくれました。急にパチパチという音がしてきて、見たことあるコーヒー豆の姿。そしていい香りが漂い始めます。
煎ったばかりのお豆をザルの上で踊らせることで冷やし、おじさんは口の中にポイッ。出来立ては美味しいんだよと味見をさせてもらいました。
なんでもそうだけど、実際に作っている人に出会ったり、作っている場所を見せてもらうと、急に愛着が沸くもの。我が家もおじさんの会社が作っているコーヒーを、つい買って帰りました。市内でも売ってるんだけどね。
少しずつコーヒー通になってきたかも!?
日本にいた頃は、コーヒーというと職場でなんとなく飲むものという印象でした。そんなに味わってもいなかったし、味の違いなんて全く分かっていない状況。
それがルワンダに来たら、毎日スペシャリティコーヒーが飲めちゃうという贅沢な環境。毎日豆をゴリゴリとグラインダーでひいて、お湯を沸かしてコーヒーをいれています。
ルワンダコーヒーを飲むのが当たり前になっていた矢先、旅行中に空港でふと飲んだ「そこらへんで売ってるコーヒー」に衝撃。全然香りがしないというか、もはや味もしない、苦いだけの液体。少しずつ私の舌が肥えてきたんでしょうか。
あと、ケニアのコーヒーを飲んだ時は、酸味にビックリ。前は絶対に気づかなかった味の違いだけど、少しずつコーヒーの味が分かるようになってきたのかもしれません。ちょっと嬉しい!
個人的には、ルワンダのコーヒーは比較的酸味が少なくて、ちょっと珍しいコーヒーに挑戦したいビギナーにオススメです。袋を開けた瞬間になんだかチョコの香りがするのが特別感。そのまま飲むのも勿論ですが、私はちょっとだけミルクをいれるのが好きです。

日本にいながらでも出来るルワンダ体験
少しずつ日本でも目にするようになったと言っても、まだまだ珍しいルワンダコーヒー。折角日本向けにルワンダ情報を発信しているのだから、何かいい方法はないかなと思って探していたらありました。
自家焙煎珈琲所【Croaster Select coffee】さんにて、ルワンダコーヒーが販売されています!ぜひ日本にいながらルワンダの美味しいコーヒーを味わってみてください!
また、ルワンダにいると見つけることが難しい「カフェインレスのルワンダコーヒー」まで発売されています。カフェインを摂りすぎると眠れなくなる方や、妊娠・授乳中のお母さんでも、安心してルワンダのコーヒー体験をしていただけます。
このCroaster Select Coffeeの興味深いところは、なんとここルワンダにて農園を共同運営し、生産指導や農家の生活改善などに取り組んでいるとのこと。世界中から高品質な豆を集めてくるだけでなく、SDGsの実現に向けて一歩先の取り組みをしている企業です。
まとめ:ルワンダはコーヒーの美味しい国です

この国に暮らしていると当たり前のように毎日飲んでいるルワンダコーヒー。これって実はすごい贅沢なことなのかも、と最近思い始めました。ちょっとずつ他の国のコーヒーにも手をだして比較してみたり、お勉強をするのも楽しそう。
「そんなに美味しいならコーヒーを飲みにルワンダへ行くか!」というのはちょっとハードルが高いと思うので、コーヒー豆を通じて、日本にいながら「ルワンダ体験」をしてみるのは如何でしょうか。それでね、ハマりすぎて、実際来ちゃいました!みたいな方が出てきたら面白いな。
ぜひ、ルワンダコーヒーを片手に、ルワンダの青い空や豊かな緑をイメージしてみて下さい。心がほっこり暖かくなること間違いなしです!
東京時代はコーヒーを自分でいれたことなんてなかった…コンビニで買うか、カフェに行くもんだと思ってました(夫のつぶやき)