こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
エチオピア料理って聞いたことはありますか?
もしかしたらコーヒー通な方は「エチオピアってコーヒーで有名なところだよね」と思うかもしれませんが、お料理の方までピン!と来る方は少ないかも。先日本格エチオピア料理を食べてきたので、ご紹介します。
ルワンダの首都キガリにはエチオピア料理屋さんが2軒あります。今回はその片方Haveshaへ行ってきました!
・ルワンダに興味がある方
・エチオピアに興味がある方
・異国の食生活が気になる方
・珍しいごはんが好きな方
ルワンダにあるエチオピア料理屋さんHavesha
先月からピラティスを習い始めたのですが、その仲間たちと行くことになったエチオピア料理屋さん。ずっと行きたいと思っていたから、嬉しいお出かけでした。
凸凹の土の道を進んでいくと、なんとなく暗い雰囲気のお店が出てきます。正直ちょっと渋すぎて入りにくい雰囲気ですが、中に入ると18時の時点でぽつぽつ人がいました。
この町ではよく見かける、キャンプ場のバンガローみたいな雰囲気のあるお店。屋根はついているけど、半分屋外のような感じで、風がぴゅーぴゅー吹いています。ちょうど涼しい日だったからカーディガンを持って行って良かった。
行ったときは白人グループがいるだけでしたが、続々と現地の人も現れ、ほぼ満席に。エチオピア料理ってこんなに人気なのか!と正直ビックリでした。
意外にも女子会向けなエチオピア料理
国民食のインジェラって一体何?
エチオピア料理のメインはインジェラと呼ばれるクレープのような生地。これとおかずを合わせて食べるのが基本です。日本食にとってのお米、インド料理におけるナンにあたります。
好き嫌いが分かれるインジェラ。見た目はクレープのようですが、作る過程で粉を発酵させるそうで、少し酸味がします。その酸味や香りが苦手な人もいるようです。
クレープよりももう少し分厚くて、ふかふか&もちもちした触感でした。今回訪れたお店のものは酸味は殆ど感じず。むしろおかずが結構スパイシーだったので、かき消されていました。
女子5人組がオーダーしたもの
今回は5人で出かけたので、お魚のトマト煮込みやピリ辛牛肉煮込み、お豆の煮込みなど5品頼みました。こういう分け合えるスタイルのごはん大好き!色々試せるから大人数で行くのがオススメです。
どーーん、と出てきたのが噂のインジェラの上に魚やお肉のおかずを乗せたプレート。右側はベジタリアンセット。小さなベジおかずが沢山並んで出てきました。
直径80㎝くらいあるでしょうか。ピザよりもよっぽど大きいです。写真を撮りそびれてしまいましたが、日本のおしぼりみたいにくるくる折りたたまれた追加インジェラも出てきて、準備万端。
よーいどんで、このインジェラをひっぱってちぎり、一緒におかずもつまんで食べます。なんだろう、一緒に鍋をつつくような感じ?相手の出方を見ながら、でも食べたいおかずにどんどん手を伸ばしていきます。
遠慮しない大食い仲間でお出かけする時にエチオピア料理はオススメです。今回も仲の良い女グループで出かけたので、わいわい楽しい感じがとてもよかったです。逆に、手はドロドロになるし、ガサツな食べ方になってしまうし、初デートにはオススメしません。
フォーク・ナイフはなし!
エチオピア料理を頂く作法としては、インジェラでおかずをつまんで口に持っていくだけ。完全に手づかみです。おかずは煮込み系が多く、かなり熱々で出てくるので、冷めてくるまでははインジェラ越しに熱が伝わってきて熱い!ひぃひぃ、はふはふしながら楽しく食べました。
ふと気づいたら、テーブルにフォーク・ナイフなどのカトラリーセットはありませんでした。もちろんお願いしたら出してくれるんだろうけど、ティッシュで手をふきながら、食べ進めるスタイルです。
こういう国独特の食べ方があるって楽しいよね、と言いながら、べたべたの手で食べ進めていきました。なんとなく手巻き寿司をやっているような感覚です。
意外と人気なエチオピア料理
私が1番最初にエチオピア料理に出会ったのは、お友達に会いにワシントンDCへ旅行に行った時でした。街の一角に多国籍料理屋さんがひしめき合う場所があり、そこで初めてエチオピア料理屋さんに入りました。
アメリカの大都市では、ちょっと気分を変えたものを食べに行こうかという感じで、香辛料たっぷりなエチオピア料理が人気みたい。日本人が、ちょっと珍しいものが食べたいから家のカレーじゃなくて、インドカレーいこうかって出かけるような感覚。
加えて、ベジタリアンメニューも豊富なのも色々な人のニーズにマッチするのかも。今回のお店でもベジタリアンメニューの盛り合わせも頼みましたが、豆の煮込みや、野菜の煮込み、サラダ風のものなどが色々乗ってきました。
調べてみると、東京にもポツポツとエチオピア料理屋さんがあるみたい。でもまだまだメジャーではありませんよね。フレンチ・イタリアンほどにはならなくとも、もう少し人気が出てきたらいいのなぁ。
まとめ:インジェラも含め、エチオピア料理はとても美味しい!

苦手…という声もちらほら聞こえてくるインジェラ。発酵してるから酸っぱいという先入観をとって、スパイシーな食べ物をくるむものと思えば、意外と特別な感じはせず、あくまで脇役。
インジェラを作るためのテフ粉は小麦粉と違って体にとても良いそう。食物繊維も豊富で、グルテンフリー。おかずの方を野菜メインに切り替えることもできるとあって、実はエチオピア料理は女子会向けって感じ!
ここルワンダからエチオピアは直行便があるので、2時間半で行ける距離。それでも今のご時世、ちょっと行ってみよう!と気軽に移動できません。だからこそ、こうやってエチオピア料理に触れられるお店は大切。またすぐにでも行きたいなと思えるお店でした。
住所:617 St, 10 KG Kigali, Rwanda
営業時間:12:00-23:00
ルワンダにお越しの際は、ルワ飯が1番オススメですが、何度か食べると飽きが来るものです。そんな時には、同じアフリカ大陸のエチオピア料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。これは良い「アフリカ経験」になりますよ。
