こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。
気づいたらルワンダ生活も4年目が終わろうとしています。そのうち半分を「ママ」という肩書付きで過ごしたことで、いわゆる「ママ友」がたくさんできました。
ママ友って聞くだけでちょっとドロドロしたり怖そうなイメージがある(給湯室のお局的な)世界ですが、ルワンダで出会った人たちは明るい人がたくさん。アフリカ暮らしの中での友達の作り方と、気を付けていることをご紹介します。
・海外子育てを検討中の方
・ルワンダで子育てを始めた方
・ママ友っていらなくない?と思う方
ママ友はいらないと思ってたけど、必要だった…!
「ママ友」という響きが怖くて、ママ友は一生いらないだろうなぁと思っていた「女子の集い」が苦手な私ですが、4か月の赤子をつれてルワンダに戻ってきたら、即座に必要性がわかりました。
・単純にしゃべり相手がいない生活はつらい
・子供用品をどこで何を買ったらいいのかもわからない
・子供を連れて出かける先がわからない
・体調不良に陥ったらどの病院に行ったらいいか不明
わからないことだらけに加えて、日中赤子と二人で過ごしている生活に耐えきれなくなり、ついに「ママ友」探しが始まりました。
今思うと、とにかく喋り相手を求めて切羽詰まっていたにせよ、あの時動いて本当に良かった!単純に友達ができたのも嬉しいけれど、ルワンダ生活がぐぐっと楽しくなり始めたきっかけとなりました。
ルワンダでママ友の作り方
ルワンダにいるといわゆる「外国人コミュニティ」がこぢんまりとしていることもあり、一度誰かとつながれば、ぐぐぐっと広がるなぁという印象です。
勇気を出してSNSで声をあげてみる
これ、私がやった方法です。ルワンダに来た時は「子連れファミリー」とのつながりが全くなかったので、Expats in Rwandaという在ルワ外国人の集うFacebookグループに書き込みをしました。
5か月の子供と暮らしています。家に引きこもっていてつらいので、同世代の子がいる方友達になりませんか?
今見ると切羽詰まっているなぁという感じがプンプン。でも本当に、それくらい苦しかった…!
すると、うれしいことに続々と連絡が来るようになりました。
・うちにも1か月差の子がいるから、子供連れて遊びにおいで
・同じ年齢の子を連れて、来月ルワンダへ移住するから会おう
・同世代の子と定期的に集ってるから、顔出しにおいでよ
みなさん、とても暖かい…!海外暮らしをしながら、子育てをしている仲間同士といった雰囲気で、心がポジティブになったのを今も覚えています。
まずは勇気を出して声をあげないと、だれにも気づいてもらえないので、恥ずかしがらずにどこかに書き込むのはオススメです。
子供の輪のWhatsAppグループに入れてもらう
徐々にママ友が増えてきたタイミングで、「ちょうど同世代の子の親同士をつなぐグループを作ったよ!」と教えてもらい、LINEのグループ的なものに入りました。
グループ在住歴丸2年ですが、8人ほどだったメンバーが今現在130人ほどまで膨れあがっていて、あらまぁという感じ。知らない人だらけになっていて、当初の暖かさとは異なる姿に成長しています。
学校の送り迎えで出会った人に声をかける
息子が保育園に行き始めたことで、送り迎えの時に少しずつ挨拶をする保護者が出てきました。
コロナの影響もあり、保護者会のようなものは開催されていなくて、ほとんど横の繋がりはない中で、少しずつ声をかけては、連絡先をもらえるようになりました。
もう少ししたら、クラスの子たくさんに声をかけた週末のお遊び会なんかも企画してみたいなぁと思ったり。
ルワンダでママ友作り!気を付けていること
ルワンダで子育てをしていくのに、ママ友や家族ぐるみのお付き合いはマスト!ルワンダ生活を楽しむためにも大切なコミュニティですが、うまく関係を続けられるように意識している点をご紹介します。
あくまでも私の場合はですが、近すぎず遠すぎずくらいの距離感が、トラブルなくお付き合いできるかなと感じてます。
友達の輪はゆるく広くを心掛ける
声をかけるときに、毎回違うメンバーになるように意識しています。いっつも同じメンバーで集うグループが、個人的に苦手というのもあるけれど、新しい人同士が繋がれると楽しいよね、という気持ちからです。
私も誘ってもらって遊びに行ったら、新しい方と出会って、意気投合したこともありますし、夫同士が仲良くなるケースもあったりで、輪は広いほうがいいなと感じています。
ママ友がたくさんいるからこそ、誘いやすいし、誘われやすいし、断りたければ断れるし。そんなゆるーく、広いコミュニティが居心地がいいです。
ルワンダで初めてベビーシャワーに読んでもらった時の記事はこちら。女同士の集まりもいいものです。
あれこれ聞かない!金銭感覚は特に注意!
ルワンダ暮らしをしていると、特に仕事・お金絡みは本当に人それぞれだなと痛感しています。
日本だと、とってもお金持ち!という人でない限り、なんとなくみんな一緒でしょという前提で会話をしてしまいがち。でも、この国にいると在ルワ外国人同士でもいろいろな差があるなと感じています。
・大企業勤めで、家賃も教育も会社がカバーしてくれてる家族
・当初の契約が終了して、次の仕事を探し中の家族
・ゼロから会社を建てて、模索中の家族
同じような「外国人」でも、食費・旅費くらいしか自腹で出すものがない人と、収入が生まれ始めるまで踏ん張っている家族がいるなと身近に感じています。
だからこそ「あそこのレストランは安くていい感じだよ」「お手伝いさんに幾ら払うのは当たり前だよね」みたいな、金銭感覚のギャップがありそうなネタは注意が必要です。
断ることを恐れない!別に失礼なことじゃない
日本人だと「誘ってもらったのに断るって失礼かな」とか「断ったら次に声かけてもらえないかな」と、罪悪感から無理にYESと返事をしてしまうことも。
でも、海外暮らしをしてみて、皆さんやっぱり「自分の生活が一番」と感じているなぁと実感する今日この頃。
自分たちに合わないなと感じるお誘いは、普通に断る。それが当たり前だからこそ、断られたほうもショックではありません。
我が家は、何度かお断りしたことで「キャンプはNGらしい家族」と認識されていて、キャンプ関連のオファーは来なくなりました。なんせ、寝袋さえ持っていないので…
おもてなしする時は事前にチェック
こちらに来てから特に気づいたのは「みなさん食へのこだわりがそれぞれ違う」という点です。日本でも当たり前かもしれませんが、特にしっかりとアピールする人が多いなぁと。
・宗教上の理由で豚肉を避けている家庭
・子供にどれだけ砂糖を与えるかもそれぞれ
・アレルギー持ちでいろいろ控える子
・健康的な判断でベジタリアンの方
・野菜はオーガニックにこだわる家 等
だからこそ、お友達を家に呼ぶときは「おやつに〇〇を出そうとしてるけど、おたくの子もOK?」と確認を入れるようにしています。ミルクをそのまま飲ませるのを控えていたり、小麦粉を減らしていたり、みなさんいろいろなのでね。
我が家では麦茶を常備していますが「子供がお茶を飲む」という文化のない家族からするとビックリされることも!カフェインフリーだから良いんだよと伝えると、トライする子もいて面白いです◎
・ヨーグルト:無糖ヨーグルトにレーズンやオーツ麦。バナナやマンゴーをトッピング
・バナナケーキ:砂糖なしで作ったパウンドケーキ
・バナナパンケーキ:これも砂糖なしで作るバナナの甘さだけのパンケーキ
砂糖をいれないおやつを準備しておくと、わりと多くの人に受け入れられるので安心です。ルワンダのバナナはとても甘いからこそ、フル活用しています。
まとめ:海外子育てはゆるく広いママ友同士で乗り切る
先日、やりたいねぇと言いながら開催できていなかった「ママ友の集い」をしました。子供を寝かしつけた時間から開催する、レディースナイト。
おいしいピザ屋さんに集まったのは、古かったり新しかったりするママ友たち全6名。子育てって大変だよねぇと言い合える友達がいるからこそ、海外子育てが出来ているんだなぁと実感した瞬間でした。
情報交換したり、助け合ったり、励ましあったり。そんなママ友ですが、ルワンダは比較的作りやすい環境かなと思います。
無理に付き合う必要はないから、仲良くなれそうな人とだけゆるーく付き合っていたら、素敵な友達がたくさんできたルワンダ生活。これからもママ友は楽しく繋がっていけたらなと感じています。
一方で、本当にみなさん去ってしまう…!坊の1歳の誕生日会に来てくれた4家族のうち、3家族はもうルワンダを離れてしまいました。だからこそ、今一緒にルワンダにいることを噛みしめながら、大切にしていきたいなぁと思う今日この頃です。