海外子育て

ルワンダの短い育休事情。3か月で社会復帰!?

pregnant lady

こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。

私が妊婦だった2年前、ほぼ同じタイミングで妊婦さんになった同僚がいました。私より1か月先に出産をした彼女ですが、すぐにまた妊娠。そして出産。育休を経て、もう戻ってきました。

私が「やっと夜通し寝れるようになって助かる~」とか言ってる横で、二人目を生み終わって仕事に戻ってるって、早すぎじゃないか!?でもこれはルワンダでは普通のことなんです。

今日は、そんなルワンダの育休事情についてご紹介していきます。

こんな人におすすめの記事です

・ルワンダで働こうとしている人
・育休が短い国で暮らしている人
・海外在住だけど日本で出産したい人
・日本でどれくらい育休取るか悩んでいる人

ルワンダの産休・育休は3か月のみ

出産直前まで働くのは当たり前で、出産日から数えて3か月間は給料が全額払われたまま休みが取れます。感覚的には予定日の一週間前から「有給休暇」+産んでから「育休3か月」=13週間程職場を離れる人が多いです。

冒頭でご紹介した同僚の場合
7月24日 最終出社日
7月31日 出産予定日
11月1日 3か月経って仕事復帰

出産直前の検診に行ったところ、もう赤ちゃんの準備が出来ているから生みましょうということで、出産が前倒しになったとか。つまり出産の4日前まで働いていたことになります!

確かに最終出社日の彼女はお腹がパツパツ。流石に働くの苦しいわーと言っていたけれど、それもそのはずです…

復帰後の授乳離席制度って何?

初めて契約書を読んだ時に驚いた記憶があるのですが、育休から復帰後1年間は「1日1時間の授乳離席」が許されています

ルワンダでは赤ちゃんは母乳で育てるのが基本。粉ミルクは外国からの輸入品しかなく、超高級品。普通の人が手を出せるレベルではないので、そうせざるを得ないという環境です。

だからなのか「授乳の為に一瞬家に帰る」という権利が、働くお母さんにはあるのです。

授乳離席の使い方イメージ
・家と会社が近い人は、午前・午後に30分ずつ帰宅してOK
→お昼休みも家に帰れば、勤務時間中でも3回授乳ができます。
・家が遠い人は、定時より1時間早く帰宅するという形もOK
→私の同僚はこのパターンで17時→16時に切り上げて早帰りしてます。

私はというと、上司と交渉の結果「半日勤務」という特例にしてもらっていたので、この授乳離席は使っていなかったのですが、その分朝ちょっと遅れてもOKという緩い感じで活用してました。

育休3か月って意外とアリかもしれない

office desk with laptop and books
最初は3か月だけなの!?と正直ビックリしたのですが、周りの働くお母さんたちを見ていると理にかなっているかもしれないと考えが変わってきました。こればかりは主観なので、こういう考え方もあるのか…程度に見て頂ければと思います。

働く母目線:ブランクが短いから復帰しやすい

日本の会社にいた頃は、1年~2年近くお休みをとって復帰する方が多かったですが、間が空けば空くほど元の生活に戻るのが大変そうでした。周りの顔ぶれも少しずつ変わっているし、期を跨いだ場合は部署の方針が変わっていたり、パソコン環境もアップデートされてて使い勝手が変わっていたり。

3か月で復帰するとなると、体力的にはかなりハードですが、ちょっと休んでまた戻るという感じ。この前やってたプロジェクトもちょっと進んだだけだし、あれもこれも忘れちゃった…ということにはなりません。

周りの人目線:3か月ならカバーしあえばなんとかなる

日本の会社で1番ネックなのは、1年離れる人の仕事をどうするのか問題じゃないでしょうか。派遣さんを雇ってゼロから勉強してもらうのか、周りの人にしわ寄せがいくのか。

ルワンダでは育休はたった3か月なので「周りの人が踏ん張る式」です。でも3か月なら終わりが見えているから頑張ってカバーしやすい。良いことではないですが、本当に困ったら育休中の人に電話で質問したり、なんとか乗り越えられます。

働く母&周りの人目線:お互い何度もあることという意識

「ルワンダで海外子育て事情」でも記載しましたが、ここは出生率が4を超えている国。これがどういうことかというと、一人の女性は平均して4人子供を産んでいるということ。

これがどう仕事に影響があるかというと、常に誰かは妊婦さんだし、常に誰かは育休中の同僚の為に踏ん張っているということ。今回は私が休むけど、またすぐ誰かが休むからその時は私が踏ん張るね。こればっかりはお互い様だから宜しくね。ということです。

「これから休みに入らせて頂きます、ご迷惑おかけします…」とお菓子を配って歩くこともありません。

子供目線:母ちゃんが働くのは当たり前

3か月の頃から母親が仕事に出ていく生活をしていると、気付いた時にはそれが当たり前になっています。特に寂しがることもなく、お父さんもお母さんも働きに行くのが日常になっている。

これが意外と良いかも。1歳過ぎるまで待ってたら「お母さんと遊ぶ生活をしていたのにいなくなった!」と気付いて寂しくなるはずですよね。

我が家の坊も私が働いている間はナニーさん(お手伝いさん)と家でお留守番ですが、当たり前のように朝8時にバイバーイと見送ってくれます。

ご参考:一時帰国出産した私の場合

最後に、海外で妊娠したけれど、出産は日本でしたい場合はどうなるの?という疑問にお答えしたいと思います。あくまでも私の場合ですので、軽い参考程度にご覧ください。

12月末:予定日2か月前までフルタイム勤務
1月頭:妊娠8か月以降は飛行機に乗れないので、ギリギリのタイミングで帰国
2月末:出産
6月中旬:3か月半の子供を連れてルワンダへ渡航
7月中:母子ともに滞在ビザを申請&会社と契約内容のすり合わせ
8月頭:7か月ぶりに会社復帰

Q:7か月も休みが取れたの?
A:育休は3か月ルールなので、無給で長く取らせてもらいました。

Q:産後最短どれくらいで戻れるの?
A:産後直後に赤ちゃんのパスポート申請をすれば、出来上がり次第渡航可能です。(約3週間)
ルワンダ渡航の場合、ビザが必要なので、出来立てのパスポートを持って申請。(約1週間)
→本当に最短にしようと思えば、1か月半くらいの子供を連れて戻ることは可能です。

まとめ:ルワンダの育休はちょっと長い休暇。

コウノトリと子供のおもちゃ
このギリギリまで働く&3か月で復帰するというのは、ルワンダに限ったことではありません。以前一緒に仕事をしたことのある、南アフリカやザンビアの人たちも、基本こんなもんだと言っていました。沢山子供を産むアフリカだからでしょうか。

確かに新米母ちゃんからすると、3か月になったばかりの子供を置いて仕事に出るのは精神的にも体力的にもハードです。でも、人生に何度かある出産と考えると、ちょっと休みますくらいの気軽さが良いのかなと、見方が変わりました。

日本人からすると「長期休み=1週間」という印象が強いですが、ヨーロッパの一部の国では、夏休みは4週間が当たり前。それと思えば、ルワンダの育休12週間も、ちょっと長いお休みという感じ。

同じように育休が短い国で暮らしている方や、日本にいるけれどどれくらい育休をとろうかな…と考えている方に、少しでも新しい視点を提供出来ていたら嬉しいです。

そうこうしているうちに、そろそろ次の子生みなさいよ、折角アフリカにいるんだからテンポあげなさいよ、と周りのおばちゃん達にせっつかれている私です。そう、この国では「次の子まだ?」はタブーではなく、当たり前の会話です。平均値の4人に達するまでは、言われ続けるんだろうなぁ…