こんにちは。「ルワンダ移住ガイド」をご覧いただきありがとうございます。ルワンダ渡航が決まった方に向けて、スムーズな移住が出来るように各種情報提供していきます。
ルワンダで銀行口座を開設するにあたり、ちょっと気になるのは「外国人だけどカードは簡単に作れるの?」という点ではないでしょうか。
・ルワンダに行くけど銀行事情はどんな感じ?
・口座の開設だけでなくカードも作れる?
・どんな支払いがルワンダでは定番なの?
この記事では、ルワンダで主要なカードについてと、申請方法についてご紹介します。併せて、カードを使うときの注意点もシェアしておきます。
ルワンダではデビットカードが主流
日本でも少しずつ名前を聞くようになってきましたが、ルワンダでは「デビットカード」が主流です。お金を使うたびに、銀行口座から直接引き落としがかかるカードです。
私も移住直後にBank of Kigaliで銀行口座を開設したと同時に、デビットカードを申請しました。デビットカードであれば、外国人でもとても簡単に申請・入手することが可能です。
ガソリンなど少し高額なものを支払うときは、現金を束にして持ち歩くのもアレなので、デビットカードを使っていました。
なんせルワンダフランは一番大きいお札が5,000Rwf(600円ほど)なので、まとまった額が必要な時は札束を持ち歩くはめになります…
銀行でデビットカードを作る方法とは?
ルワンダの銀行でデビットカードを作るのは、外国人でもとても簡単にできちゃいます。
銀行口座開設+デビットカード申請を同時に出来るので、開設時に合わせて申請してしまうようにしましょう。必要なのはパスポート(もしくはIDカード)のみ。
デビットカードの場合は「1日当たりの上限額」を自分で設定することが出来ます。万が一落とした時に勝手に使われないように、上限額は設定しておくのが安心です。
ちなみに、口座開設は即日。デビットカードは「1週間後にカードが出来るからまた来てね」といった感じだったと記憶しています。
どこの銀行で口座を開いたらいいのかな?という方は、こちらの記事をご覧ください。
ルワンダではクレジットカードはほぼ存在しない
日本ではメジャーなクレジットカードは、ルワンダではほぼ見かけません。クレジットカードとは、名前の通り「信用がある」人だけに手渡されるカード。
デビットカードは、使ったタイミングで銀行口座から即座に引き落とされるます。一方クレジットカードの場合は、引き落としタイミングまでにお金が入ってくることを想定して「信用している」からこそ、お金が使えるというもの。ルワンダでは毎月定額が入ってくるような人は少ないから、クレジットカードという概念が成立しにくいということです。
申請しても3か月以上のプロセスを経て、受理されるかどうかが決まります。長いプロセスをかけて作るほどでもないので、デビットカードの方をサクッと作ることをおすすめします。
一方で、短期滞在などで日本のクレジットカードを持ってきて使うのは大丈夫です◎VISAでもMaster Cardでも対応しているお店は多いです。
ルワンダでカードを使うときの注意点
ルワンダでデビットカードやクレジットカードを使う時に、知っておいた方が良いポイントをご紹介します。
カードが常に使えるとは限らない
レジの近くにVISAなどの文字があると「カードが使えそうだ」とホッとしますが、だからと言ってその日に使えるとは限りません。こんなことは日本ではありえないと思うのですが…
・カードの読み取り機械が壊れている
・カードの読み取り機械が充電されてなかった
・電波が悪く機械と銀行が繋がっていない
様々な理由をつけて「Not working」と言われることは多いもの。他に支払う手段があればいいですが、カードしかないとなると焦ってしまうものです。
カードからは絶対に目を離さない
日本にいるとお会計の時にスタッフの人にクレジットカードを預けることがありますが、海外に出たらカードから目を離すのは絶対にNGです。
気づかない間にデータが抜き取られたり、スキミングのリスクがあるからです。海外にていつの間にかスキミングにあい、身に覚えのない高額請求が来た!という話はあとを絶ちません。
レジなどで支払う時は、目の前で見ているのが当たり前ですが、レストランでも読み取り機をテーブルに持ってきてもらい、目の前で作業を確認しましょう。
2回スワイプしたら注意が必要
なんせ機械やネットワークエラーの多いルワンダ。支払いのために1度スワイプ(カードを機械に通すこと)したものの、エラーと出てしまい、2回以上スワイプすることがあります。
そのような経験をしたら、注意が必要です。1回目がエラーとなっていても、何かのミスで二重請求されることが多いからです。2回以上スワイプしてしまった場合には、すぐに口座情報を確認しましょう。
車の修理代を払った際、1回目はエラーと出て、エラーというレシートを確認しました。仕方ないので2回目のスワイプ。そして2回目はうまくいったので、無事支払い完了!と思っていたら、なんと二重支払いになっていました。
後日経理担当の人から「2回貰っちゃったみたいです…」と申し出てくれたことで気づきましたが、そんな丁寧な経理の人は少ないはず。それ以降注意を徹底しています。
2回以上スワイプしたら、自分からしっかりと確認するのがポイントです。
時代は代わりデビットカードはもう古い?
ルワンダではクレジットカードではなく、デビットカードが主流とご紹介してきました。
しかし、ここはルワンダ。カード絡みのトラブルはよく発生します。上記でご紹介したように、いつも使えるわけでもなかったり、多く請求されてしまったり…
そんな悩みを解消してくれたのがモバイルマネー(MOMO)です。スマホ上でお金のやりとりが出来るので、カードという媒体を経由せずに支払いが可能です。
本ブログ内で何度もご紹介するあまり、もはやMOMOの回し者のようになっていますが、一度使うと便利すぎてデビットカードには戻れなくなります。
そんなモバイルマネー(MOMO)については、こちらの記事でもご紹介していますので、合わせてご覧ください。
まとめ:ルワンダでカードは入手しやすいけど使い勝手△
2018年に移住してきたころは、モバイルマネー(MOMO)がほとんど普及しておらず、銀行にてデビットカードを作るのが主流でした。
コロナの影響もあり、オンラインバンキングやモバイルマネーへの切り替えが急速に進んだことによって、今ではカードを使っている人はほとんど見なくなったなぁという印象です。
取得するのは外国人でもとっても簡単なのは嬉しいのだけど、持っていても使えたり使えなかったりする不便なカード。使い勝手がいまいちだったからこそ、多くの人が急速にモバイルマネーに乗り越えたのだと思います。
デビットカードはVISAやMaster Cardなので、旅行時などでは持ってるに越したことはありませんが、ルワンダ国内では圧倒的に使う回数は減ってきています。
ちなみに、私のBank of Kigaliのデビットカード(VISA)は、ケニアでは問題なく使えましたが、南アフリカでは使えませんでした。ルワンダフラン口座というのが弱すぎて、信用ならぬ…ということでしょうか。