こんにちは。「ルワンダ移住ガイド」をご覧いただきありがとうございます。ルワンダ渡航が決まった方に向けて、スムーズな移住が出来るように各種情報提供していきます。
4年前にわたしが移住してきた時は、まだ使っている人がほとんどいなかったモバイルマネーですが、2020年頃を境に急速に広まったのを感じています。コロナ禍で、お金の手渡しを減らそうと推奨されたのが大きかったです。
実際に使ってみるまではよく分からなくて、怪しい気がしていたモバイルマネーですが、いざ使ってみたらとても簡単。お店での買い物から公共料金の支払いまで、なんでも出来るようになっています。
・ルワンダのモバイルマネー事情が知りたい方
・ルワンダのMOMOを使ってみたい方
・MOMOって難しそう?と尻込みしている方
モバイルマネー(MOMO)とは
ルワンダで急速に広まったMOMOは、通信会社の一つであるMTNが運営しています。だからこそ、SIMカードを買うときはAirtelではなくMTNを選ぶのをお勧めしています。Airtimeでも独自の電子マネーがありますが、圧倒的に広がっているのはMOMOです。
モバイルマネーとはなんだ?という方にご説明すると、MOMOはスマホ(厳密にいうと電話番号と紐づいてるSIMカード)にお金をチャージして使うものです。日本だとSuicaを使っていたけど、それがスマホになったイメージです。
銀行などから直接チャージもできるし、手元の現金をMTNスタンドの持ち込めば、スタッフがコードを打ち込んでモバイルマネーにチャージしてくれます。
モバイルマネー(MOMO)の使い方
モバイルマネーを使うには、スマホの電話アプリに「*182#」を打ち込むだけです。するとSend Money(送金)やPay Bill(公共料金の支払い)などの支払い手続きに進むことができます。
以前は公共料金の支払いは、指定の場所にてお金を払いに行く必要がありましたが、MOMOの普及によって家にいながらサクッと支払いを済ませられるようになりました。
また、商店やカフェなどに行くと、MOMOのコードが書かれた看板も当たり前に目にするようになりました。指定のコードを打ち込み、支払額を入力すると「この会社にこの額を払うけどOK?」という確認画面が出てきます。最初に登録した暗証番号を打ち込めば、支払い完了。
支払いが終わったことを伝えるSMSメールも届くので、払った払ってないのトラブルに陥ることもなく、またあとから振り返りもできるようになります。
モバイルマネー(MOMO)はどこで使えるの?
いわゆるお金のやり取りが発生する場面では、本当にどこでもMOMOが使えるようになりました。今のところ、ここは使えない…という場所に出会ったことがありません。
・個人商店での買い物
・スーパーでの買い物
・カフェでの食事
・食事の宅配サービス
・ガソリンスタンドの給油
・ガレージでの車の修理
・病院での診察料
・タクシーなどの運賃
・友達との割り勘時
ここ2年程で急速に広がり、今やほとんど現金を触らないという人も増えています。
個人商店などで「今はおつりがないよ」と言われて、小銭をぼったくられることもなくなり(ぴったりの額を支払えるから)ストレスフリーに暮らせます。また、出回っているお金はボロボロで汚いこともあるから、キャッシュレスっていいなぁと感じ始めました。
まとめ:一度使ってみたらすごく簡単なMOMO
なんとなく「現金じゃないと幾ら使ったか分からなくなりそう」「コードを毎回打ち込むのって面倒では?」なんて思い、躊躇していた私でしたが、実際に使い始めたらMOMOの良さがわかりました。
小さなコインの有る無しでスタッフともめたり、汚いお札を触ることも減りました。特にルワンダは一番大きい紙幣が5,000Rwf(約600円くらい)ということもあり、常にたくさんのお札を持ち歩く必要がありましたが、それもなくなって一安心。
逆に本当にスマホは落とせないなと、気持ちが引き締まりますが(もちろん4桁コードがないとお金は使えないとはいえ)、キャッシュレス化が進むメリットは大きいなと感じています。
隣国ケニアなどでは、あっという間に広がったと聞いていたモバイルマネーの波が、ここルワンダにもやってきています。