こんにちは。「ルワンダ移住ガイド」をご覧いただきありがとうございます。ルワンダ渡航が決まった方に向けて、スムーズな移住が出来るように各種情報提供していきます。
ルワンダで現地の保険証をGETしたけれど、いざ病院に行く場合はどうしたら良いの?と悩むかもしれません。日本の「保険証」のように、どこの病院でも、自由に使えるというワケではありません。
・ルワンダの現地で病院に行かなきゃいけない…
・保険がある場合どれくらい負担するの?
・巨額の請求をされたのだけど、そういうもの?
そんなルワンダの現地保険の使い方について、日本との違いを交えながらご紹介していきます。
ルワンダでは病院ごとに使える保険が異なる
ルワンダの病院に行くと、看板のところに「これらの保険ならOKですよ」という保険会社のリストが並んでいます。すべての保険会社が信頼できるというワケではないので、病院側が「ここならOK」と決めているということです。
自分の持っている保険証が、どこの病院なら対応してくれるのかを事前に把握しておくと安心です。
もしも受け付けてくれてない病院に行ってしまった場合は、医師に会えないということではありません。その場合は、全額自己負担になるということです。
保険が使えても自己負担額が違うことも
保険に入っていると、病院に行ったときの自己負担額をグッと抑えられるのがメリットです。実際、ルワンダの病院に行くと、支払いが3,000Rwf(約400円くらい)などの少額のことが多く、ビックリすることも。
ただし、保険会社によっては「自己負担額」が変わる場合も。そこまで大きな差ではありませんが、事前にカード記載情報を確認しましょう。
自己負担額15%:King Faisal, Dr Agarwa’s eye hospital, BAHO
自己負担額10%:その他
メジャー病院と呼ばれているKing FisalとBAHOに行く場合は、自己負担額が他と比べてちょっと多いことになります。
保険適用方法が病院によって異なる
日本だと病院に行くときに保険証を持って行って、お会計のタイミングで自己負担額のみを払うというケースが多いです。でも、ルワンダでは必ずしもそうではありません。
当日に保険適応される場合
この場合は日本と同じなので安心です。保険証を病院に持って行って、お会計のタイミングで10%なり15%なりの自己負担額を払うことになります。
ちなみに、保険証が適応されるのは薬局でも同じです。お医者さんに書いてもらった処方箋を持って薬局へ行く場合は、忘れずに保険証を持っていきましょう。
ただし「この薬はこの保険会社ではカバーされないわ…」と言われることも多々あります。
この場合は、保険が効かないので全額支払って薬を買わせてもらう OR 医者のところに戻って別の薬を処方してもらう必要があります。
事後申請する場合
英語が通じるような比較的綺麗な病院では減ってきましたが、中には「事後スタイル」を引き続き取り入れいる病院もあります。この場合は、大きなお金が必要となるので少し厄介です。
- 病院に行き、当日は全額を支払う ←ちょっとまとまった額が必要なことも
- 忘れずに支払い証明書(領収書)を受け取る
- 後日保険会社に出向き、必要フォームに記入+領収書を提出
- 何度かプッシュすることを忘れずに
- 保険会社内の手続きが済むと、お金が返金される
サービスを受ける側にとってはすごく面倒なシステムです。
一方で、病院側からすると「保険会社からお金が支払われない…」というリスクをなくすことが出来るから、まだ使っている病院もあるということです。
まとめ:ルワンダ式の保険にも慣れていこう
最近では当日に保険を適用してもらえる病院が増えたので、かなり手間は減ったなぁという印象です。
私が妊娠して定期健診に行った時も、息子が熱を出して血液検査をしてもらった時も、保険のおかげで病院で支払ったのは「1,000円以下」ということがほとんどです。
薬にしても、元の値段が比較的安いうえ、自己負担が10%となると「100円以下」なんてことも。
夫婦だけの時はそこまで病院にお世話になることはなかったけれど、子供が生まれてからは話は別。やっぱり保険に入っていると安心だなぁと感じています。
保険は加入手続きだけが厄介ですが、いくら元気でも事故に巻き込まれるなんてリスクもあるので、最低限カバーできるように入っておくのが安心です。
我が家の息子が予防接種を受けていた病院がこのスタイルだったので、毎回予防接種のたびには大金を持ち歩き(しかも現金のみだった…)、後から保険請求と手間でした。