ルワンダ移住ガイド

ルワンダ生活|ハウススタッフとのトラブル事例

スタッフトラブル事例

こんにちは。「ルワンダ移住ガイド」をご覧いただきありがとうございます。ルワンダ渡航が決まった方に向けて、スムーズな移住が出来るように各種情報提供していきます

日本からくると、どうも慣れないハウススタッフ。前回の記事で、具体的にどのようなスタッフを雇えるのか、どのような仕事をお願いできるのかをご紹介しました。

怖がらせるつもりはありませんが、ハウススタッフも人間です。場合によっては、相性がよくなかったり、異文化理解レベルが違いすぎたり、トラブルも付き物です。ご参考まで、我が家で起きた「ハウスボーイ、クビになる事件」についてご紹介します。

人を雇うときにはどんなことに注意したらいいの?
スタッフ怪しいなと感じるのは、どんな時?
怪しいなと感じたら、どうしたらいいの?

そんなルワンダ生活では必要な怪しさを嗅ぎ取るコツをが、誰かの役に立ったら幸いです。

家についてくるハウスボーイは難しい説

Unhappy

一般的に「引っ越した時点で既に家にいるハウスボーイはやめた方がいい」と言われています。我が家でトラブルの起きたお兄さんも、まさにこれに該当するケースでした。

なんとなく「新しい人を探すのが面倒だな」「大家から引き継ぐ月給は安いから良いな」と思って、入居時に人を入れ替えなかったのですが、噂通りトラブルに繋がってしまいました。

怪しいと言われる理由
  • 自分の家を、自分以上によく知っているから
  • 地域のハウスボーイたちと繋がっているから

大家さんから依頼されて空き家のメンテナンスをしている人は、長く住んでいることが多く、家についても、周りの人との繋がりもあります。

空き巣や窃盗などのトラブルは、ハウスボーイ&周囲の人によることが多いと言われているので、自分よりも家や地域のことを知っている人というのは、危険人物になりやすいということです。

怪しい行動1:給料前払いの依頼

お金

10月からお世話になり始めたハウスボーイですが、1月に「お金を使い切ったから給料前払いしてほしい」と言われました。「足りないから早くほしい」というのはルワンダでは本当によくある話です。

よくあることではありますが、お金絡みの依頼はちょっと怪しい気がするな…と思った方が良いです。そして1度前払いを許すと、すぐに使ってしまうので、また次を…という悪循環に繋がるので、出来るだけ断った方が良いです。

怪しい行動2:無断外出

ちょっと怪しさを疑い始めたところ、2月には無断外泊がありました。事前に行ってもらえれば、故郷に帰るなどの休暇はもちろんOKしますが、週末を跨いで数日不在。

戻ってこないのかな…と思った頃に、そろっと戻ってきました。問題はこのハウスボーイ、英語・フランス語が全く話せないので、これと言った説明もなく、しれっと戻って終了となりました。怪しさ満点です。

今思えばこの辺りから「何しても怒られないな」とナメられたんだろうなぁ…

怪しい行動3:泥酔して帰宅

ビール

「お金がない」と言うわりに、定期的に飲酒の疑いがあったハウスボーイ。この日は泥酔して帰ってきました

泥酔した状態で、私たち家族に向かって「お金がない」「お金がほしい」と言った内容を叫ぶ。更に夜ご飯にも乱入。

これが決定打となり、翌日に大家さんを呼び寄せ、ルワンダ語での厳しいお説教が入りました。

…ただし、優しいおばさんは「反省しているから1か月様子見期間を設ける」ということに。数日後には大家の息子からもお説教会が開催され、お試し1か月期間が始まりました。

2度目の泥酔でハウスボーイ解雇

反省してもSorryは絶対に言わないというルワンダスタイルに辟易しつつ、心の中では解雇を決めて、セキュリティ会社から見積もりをとったり、人を切り替える準備をしていた矢先。

二度目の泥酔事件が発生。深夜に帰ってきて大声で騒ぐ。我が家に入ろうとしたり、窓からじっと覗いて来たり、しまいにはなぜか自分のマットレスを取り出して、我が家の勝手口前で眠る次第。

夫がすべて写真や動画に取り、証拠として残してくれました。翌朝に大家さんを呼び寄せ、その場で解雇となりました。

暴れたり訴えるなどの騒動になった場合に備えて、各種証拠を残したものの、さすがに自分でも理解をしたのか、トラブルなく契約終了となりました。

人によっては「外国人に不当に解雇された」と騒いでトラブルになるケースもあるので、怪しいと思った場合は証拠を残していき、もしもの時に備えましょう。

まとめ:怪しさを感じたら証拠を残すべし

Good bye

「家を借りたときについてくるハウスボーイはやめた方が良い」説は本当だったなと、学んだ事件。

この国でビジネスをしている人たちは、こんなレベルではないトラブルに見舞われていて、このような話はいくらでも耳にしますが、私個人には勉強になった事件でした。

何が怖いって「怪しいかも」と思っている人が、我が家のゲートの鍵を持っていること。しかも住み込みだったので、敷地内に不満分子がフルタイムでいるということ

やはりお金絡みでの要求が増えてくると、怪しさが出始めます。ちょっと怪しいと思ったら、証拠を残したり、時系列でメモを残しておくことをオススメします。そして解雇を決めたら、心を鬼にすること。

そんなことを学んだ、ハウスボーイ、クビになる事件でした。

中には泥棒だけでなく、ハウススタッフとのトラブルを避けるためにも「目立つところに監視カメラを設置している」というご家庭もあります。必要に応じて日本から持ってくると、良い牽制になるかもしれません。