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海外暮らしで増えるホームパーティー!気負いすぎず楽しむコツをご紹介

海外暮らしで増えるホームパーティー!気負いすぎず楽しむコツをご紹介

こんにちは。「minimalish life」をご覧いただきありがとうございます。アフリカ大陸のほぼ真ん中に位置する、ルワンダよりお届けしています。

日本にいる頃はホームパーティーとは料理好きな人か、オシャレな人がするものだと思っていました。でも、海外暮らしが始まると「ランチにおいでよ」といったお声かけを頂く機会が増えるもの。

最初の頃は、事前準備から当日もバタバタで楽しむことができませんでしたが、回数を重ねてきて「力の抜き加減」が分かってからは、とっても気軽に声を掛けられるようになりました。

そんなホームパーティーを気負いすぎずに楽しむコツをご紹介します。併せて、頑張りすぎないメニュー案もご提案するので、おもてなしの参考にしてみてください。

こんな方にお勧めの記事です

・海外暮らしが始まったばかりの方
・ホームパーティーどうしよう…と悩んでいる方
・おもてなしって何をしたらいいの?と焦っている方

海外ではホームパーティーは気軽な集まり!

海外暮らしが始まって、さらに子供もいる環境になったら「ホームパーティー」に誘われる機会がグッと増えました。

日本で「ホームパーティー」というと、豪華な食事を準備をして、飾りつけまでして、ゲームを考えて…と何かと準備が大変なイメージがありますが、そんなに気負う必要はありません。

こんな感じでゆるゆるホームパーティーをしているよ、というご紹介をして行きます。

昼間のランチパーティー

あくまでも我が家のランチにおいでよという、気軽なスタイルであることが多いです。メニューも気合を入れたものというよりは、いつものメニューといった印象。

<メニュー実例>
・野菜たっぷりのサラダ
・クスクスや穀物の入ったサラダ
大きなサラダを2つ並べるだけ!というシンプルなおもてなしに感激した記憶があります

大皿にドーンと作って、自分でサーブしてね、といった自由なスタイルであることが多いです。せっかくだからとワインを出してくることもあるし、ランチだからとソフトドリンクだけというケースも。

夕方のアペロタイム

アペロとは「食前酒」という意味ですが、ごはんは準備しないけど、夕方に軽く飲もうよというスタイルも定番です。16時頃に訪問して、夜ごはんの時間までには解散という時間帯は、子連れにはとても有難い!

<メニュー実例>
・お酒(ビールやワインなど)
・ナッツやポテチなどのおつまみ

主催者側も準備がほとんどいらないというのがメリットです。呼ばれた側は、ワインボトルを1本持っていけば問題ありません。

夜のディナーパーティー

中には本格的なディナーパーティーをやるご家庭もあるかもしれないけれど、子連れファミリーとなるとサクッと早めディナーを一緒に食べちゃおうよ、くらいの気軽なものが多いです。

<メニュー実例>
・BBQ(お肉をグリルで焼く)
・ポテトサラダ
・ビーツサラダ
・くわえて、参加者の持ち寄り

夜の集まりの定番はやっぱりBBQ。主催者がお肉を焼いてくれて、参加者が副菜を持ち寄るイメージです。

「持ち寄り」と聞くと、これまた何か大層なものを準備しなければ…と考えてしまいそうな日本人ですが、見ているとシンプルなものが多いです。手作りのサラダは定番ですし、買ってきたチーズ&パンという場合も。

面白いなと思ったのがBBQであることを事前に知っている場合、焼いてもらいたいものを持ち込む人も。ちょっと美味しいソーセージや、ハンバーガーのパティーなんかもアリ!

パンも持ってきて、ホットドッグやハンバーガーをメニューに加えるというのも楽しい案です!

ホームパーティーを主催する場合の心得

毎回呼ばれているだけだと居心地が悪くなるもの。少しずつ呼ばれることを重ねて「なんとなく準備のレベル感」をつかんだら、せっかくなので自分でも開催してみましょう。

何かと頑張りすぎてしまいがちな日本人の方へ、パーティーを開催するときのコツをご紹介します。

主役はあくまでもお喋り!

ホームパーティーの1番のイベントは「お喋り」です。主催側に回るとなると当日のメニューの方が気になりがちだけど、お客さんはあくまでも「お喋り」をしにきて、ついでにご飯も食べているというイメージです。

だって、本当に美味しいものを食べたければ「一緒にレストラン行きましょ」とお誘いするはずでしょ。

ちょっぴり準備する必要はありますが、ごはんはあくまでもサブ。パーティー中でも、キッチンでドタバタするあまり誰とも会話できなかった…となっては、本末転倒です。

事前準備メニューがラクチン!

ホームパーティーの主役は「お喋り」なので、当日はできるだけ事前に準備できるメニューを選びましょう。

何かと「冷たいものは先が良いかな」「暖かいものは暖かいうちに…」と考えてしまいがちだけど、そもそも到着時間も読めないのがお客さんです。お声かけした30分後くらいから順番に現れるなんてことも。

みなさんが到着する前にほとんどの作業を終えてしまって、並べられるものからテーブルに出してしまいましょう。どうしてもアツアツで出したいものは、オーブンで待機させておいて、着た頃を狙って再加熱するのもオススメです。

事前に作れるラクチンメニュー案

・サラダ(冷蔵庫で冷やしておいても、テーブルで待機でも)
・グラタン(オーブンで再加熱しやすい)
・炊き込みご飯(炊飯器の中で待機)

せっかくのゲストが来てくれたら、出来るだけキッチンとテーブルを行ったり来たりしなくて済むように、「ほとんど完成させておく」のがコツです。

ベジメニューは準備しよう!

ベジメニュー

初めてのお客さんに声をかける時は、食材の制限がないかを確認しましょう。日本だとあまりなじみがありませんが、結構いろいろな制限がある方も。

・宗教上の理由で豚肉を食べない方
・健康上の理由でお肉を食べない方
・アレルギーのため〇〇がNGという方

もし「なんでも食べまーす!」と返事が来た場合でも、当日のメニューは「ベジタリアンメニュー」を意識するのがコツです。なんでも食べるけど、でも肉はできるだけ控えているという人も多いからです。

全部がベジメニューである必要はないけれど、肉や魚を使ったものは1メインだけにして、残りの副菜などはベジにしておくのが無難です。

ベジと言っても「葉っぱの入ったサラダ」だけじゃありません。野菜や穀物、豆を活用すればボリュームたっぷりのメニューは作れます。

ベジタリアンメニューはどうしたら?という方は、こちらもご覧ください。

ベジタリアン・ヴィーガン食生活の始め方|初心者向けのお料理ガイド
ベジタリアン・ヴィーガン食生活の始め方|初心者向けのお料理ガイド我が家は「ゆるベジ」を始めて1年半ほど経ち、かなりベジメニューが定着しました。ゆるベジ生活を始めてみたい方に向けて、始めたころを振り返りながら「簡単にベジ生活を始めるお料理のコツ」をご紹介します。 ...

ちなみに、食当たりや食中毒の原因は肉のことが多いから、肉メニューは限りなく減らすのが主催者側としては安心というのもあります。

話題アイテムがあると会話が弾む

パーティーでの会話がちょっと不安だな…という方は、メニューの中にちょっとした「ネタ」を入れておくといいかもしれません。

・日本から持ってきた食材
・ちょっとだけ良いチーズ
・子どもと一緒に作ったパン
・旅行先で買ったこだわりのお酒など

お喋りの間に「これは〇〇に行った時に買ってきたものでね…」と話題にすることで、会話が膨らみます。

また、アジア系の方でなければ、食材にアジアン食材を使うのも手です。

・サラダの上に焼いて醤油を垂らした豆腐を乗せる
・春雨や素麺を使ったアジアンサラダにする
・味付けに味噌を使用する

健康意識の高い方であれば日本食材は大好き!という方が多いです。こうやって使うこともできるんだよ、というアイディアを紹介するキッカケにもなります。

我が家のホームパーティーでの定番メニュー一例

ホームパーティー初心者だった我が家も、数年間かけて「気軽に人を呼べる」ようになりました。

毎回同じ方がいらっしゃるワケではないので「定番メニュー」をいくつか準備して、ローテーションすれば、ホームパーティーも怖くありません。

和風おもてなし例:散らし寿司

散らし寿司

ちょっとだけジャパンを漂わせたければ、見栄えのよい散らし寿司がおすすめです。残念ながらここルワンダはお刺身は手に入らないので、ツナマヨが最大限のお魚要素ですが…

<具材案>
・ツナマヨ
・チキンorナスの甘辛煮
・いり卵(人参を入れると彩UP)
・アボカド
・インゲンの胡麻和え
・ビーツのサラダ

彩りの良いものを幾つか選び、ちょっとだけ酢飯風にしたごはんの上に並べておくだけ。米酢がなくてもアップルサイダービネガーを使えば何とかなります

事前に作っておいて、冷蔵庫で待機させておくだけなのでラクチンです。さすがに一品だと寂しいなという場合は、具材多めのサラダを合わせましょう。

和風おもてなし例:炊き込みご飯

比較的日本食が好き!という方が来てくれる場合は、炊き込みご飯はいかがでしょうか。鶏肉orツナ缶、ちょっとした野菜を炊飯器に入れて、お醤油などで味付けして炊くだけ。

炊飯器で作れるので、ホカホカのまま食卓に出せるし、何よりも大量に作れるので人数が多いときにラクチンです。

ちょっとしたサラダ(冷蔵庫で待機)、お味噌汁(鍋で待機して最後に温めるだけ)を合わせれば、十分ジャパニーズなおもてなしになりますよ。

洋風おもてなし例:BIGサラダ

bigサラダ

我が家での定番は具沢山サラダです。大きなサラダボールにどーんと作りますが、具材を増やすことでサラダでもボリューム満点になります。

・ビーツのマヨネーズ和え
・きゅうりの中華風マリネ
・インゲンの胡麻和え
・ひよこ豆のサラダ
・キヌアかクスクス
→これらを葉サラダの上にどーんと並べる

それぞれのサラダは前日までに少しずつ作っておけば、タッパーから出して並べていくだけなので当日がラクチンです。

あとは、フライドポテトを合わせたり、ちょっと美味しいパンを合わせれば十分なランチになります。写真の日は買ってきたベーグルとオムレツを合わせました。

洋風おもてなし例:ローストチキン

ローストチキン

クリスマスの時期に我が家でやってみたのですが、メインをお店で売っているローストチキンにしてしまいました!一番大変なものは外注する作戦です。

さらに、ゲストの方にも持ち寄りをお願いしたので、自分で準備したのは実はごくわずか。BIGサラダの具材にすることの多い、デリ風サラダを複数とパンを焼いた程度で、テーブルが埋め尽くされました。

・一部を買ってくるのも全然OK
・ゲストに一部をお願いするのもOK

こうやってハードルを下げながら、当日の自分がテンパらないようにしていきましょう。

まとめ:ホームパーティーは頑張りすぎないで楽しむのが鍵

ホームパーティーは頑張りすぎないで楽しむのが鍵

海外暮らしが長くなると、ホームパーティーに呼ばれる機会も増えていくもの。その一方で、そろそろ自分でも開催した方が良いかな…と焦る方も多いのではないでしょうか。

日本人にはとてもハードルが高いような気がしてしまうホームパーティーですが、欧米系の方々を見ていると「いつものメニューをちょっと大人数用にしました」程度の気軽さで開催しています。

超料理好きの友人は「ホームパーティーでおもてなしするのは好きだけど、みんなごはんそっちのけで喋っちゃうんだよね…」と言っていました。それくらい、ホームパーティーの時は「ごはんよりもお喋り」がメイン!

誰もレストランに求めるような美味しいごはんは願っていないので、それよりも自分もリラックスしてお喋りを楽しめるように、うまく工夫をしてホームパーティーを楽しんでいきましょう!